続落傾向が続くJ-REIT価格、国内の機関投資家は「身動きがとれない」状態か J-REIT各銘柄の業績は堅調に推移 リスクヘッジとしてETF投資という選択肢 続落傾向が続くJ-REIT価格、国内の機関投資家は「身動きがとれない」状態か J-REIT価格は低調な状態が続いている。東証REIT指数は1,800ポイントに近づいた8月27日以降下落傾向が続き、10月15日以降は1,600ポイント台の値動きとなって下値を切り下げる展開となっている。 価格下落に伴い分配金利回りは上昇し、12月は5.0%を超える水準で推移している。分配金利回りが5%以上で推移した時期は、コロナショックによる投資市場の混乱期(2020年3月~4月)を除外すれば、日銀の異次元緩和策の兆候もなかった2012年11月から12月頃以来となる。 J-REITの保有資産のうち40%弱を占めるオフィス賃貸市場を比較してみよう。オフィス
