男女ともに訪れる思春期。特に、母と息子・父と娘など異性の親は理解のできなさや、対応の難しさを感じることが多くあります。今回は、元開成学園校長の柳沢幸雄先生に「思春期男子との接し方」について聞きました。 ――思春期の男の子が、口数が少なくなったり、親との会話を避けるようになるのはなぜでしょうか? 柳沢幸雄先生(以下、柳沢) 小学校高学年から高校生くらいにかけて、男の子も女の子も思春期を迎えます。個人差はありますが、第二次性徴を迎えるのもこのころ。第二次性徴を迎えた子どもが、異性の親と距離を置くようになるのはヒトという動物として当然のことです。さらに、第二次性徴によって、本人もよくわからないままに自分の体にさまざまな変化が現れます。子ども自身も、体の性的成熟や、心がもやもやするような変化をどうあつかったらいいのかわからないわけです。 子どもにあれこれ質問しても「べつに」「ふつう」としか答えてく
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