AMDのAPUであるが、前回のロードマップアップデートは昨年6月だったので、9ヵ月ぶりとなる。ということでまずは前回のロードマップのアップデートからお伝えしよう。 1月にKaveriが発売 人気で供給が追いつかず まずは1月14日に無事KaveriベースのAPUが発売開始された。当初発表されたのは3製品、すなわち「A10-7850K」と「A10-7700K」、それに「A8-7600」であるが、このうちA8-7600そのものはまだ発売されていない。 なぜかは非常に簡単で、Kグレード2製品の売れ行きが良すぎて、供給が追いつかないほどの状態だからだ。3月21日現在、A10-7850Kの価格は2万1780円。下位モデルのA10-7700Kの価格は1万8807円。大体インテルのCore i5と同程度の価格レンジだから、「ほしい人はすぐ買える」程度。そうしたこともあって、非常に良く売れているようだ。
「いまはピンとこないかもしれないが,AMDの技術が状況を変える」。AMDでアジア太平洋&日本地域の事業を統括するベネット副社長インタビュー 編集部:佐々山薫郁 ライター:米田 聡 カメラマン:大須 晶 PCゲーマーにとってのAMDは,あらためて「Radeonの」「APUの」と説明するまでもなくお馴染みのメーカーだが,PlayStation 4とXbox Oneという新世代ゲーム機にセミカスタムAPUが採用されたことで,PCゲームを守備範囲としていないゲーマーの間でも,あらためてその名が知れ渡ることになった。 ただ,そんなAMDが日本でどんな活動をしていて,何を目指しているのかは,少なくともこの数年もの間,ほとんど語られることがなかった。それだけに,「日本におけるAMD」の今とこれからが気になっている読者もいるのではなかろうか。 David Bennett氏(Corporate Vice P
Mantle版Battlefield 4を試す。APU+GPU構成時に衝撃的な性能向上を確認 ライター:宮崎真一 2014年2月3日の記事でお伝えしたとおり,AMDから,同社独自のグラフィックスAPI「Mantle」(マントル)にβ対応した公式最新β版グラフィックスドライバ「Catalyst 14.1 Beta1.6」(以下,Catalyst 14.1 Beta)が公開になった。それに先立つ形で1月30日には,世界初のMantle対応タイトルとしてかねてより予告されていた「Battlefield 4」(以下,BF4)のMantle対応がいち早く実現されているため(関連記事),エンドユーザーがMantle版BF4を実現する環境がこれで整ったわけだ。 AMDの主張によれば,Mantleによって,BF4はDirectX 11モードと比べて最大45%の性能向上が得られるとのことだが,実際のところは
AMD,リリースの遅れていた新版「Catalyst 14.1 Beta」を公開。Mantle対応ドライバがいよいよ登場 編集部:佐々山薫郁 AMDは,同社製GPUに対応する公式β版グラフィックスドライバ「Catalyst 14.1 Beta1.6」を,北米時間2014年2月1日のタイムスタンプで公開した。「1月末公開予定」と予告されながら,土壇場でリリースが延期されていた,待望の「『Mantle』対応ドライバ」が,ついに登場したことになる。 すぐに入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。なお,Catalyst 14.1 Betaでは,「インストールの前に,既存のドライバを必ずアンインストールせよ」という注意書きがあるので,いつも以上に“人柱向け度合い”の高いドライバになっているものと思われる。 →Catalyst 14.1 Beta1.6 「Display Driver」のバージョンは1
メモリ・CPUコア・GPGPUの性能検証とOCで,その立ち位置を明らかにする A10-7850K Text by 宮崎真一 A10-7850K 「Kaveri」(カヴェリ)という開発コードネームで知られていた,AMDの新世代主力APU。その発表時点におけるデスクトップPC向け最上位モデル「A10-7850K with Radeon R7 Graphics」(以下,A10-7850K)のレビュー後編をお届けしたい。単体での3Dゲーム性能をテストした前編では,マザーボードやDDR3-2400の対応状況が不明瞭ながら,高い性能と低い消費電力は魅力というまとめになったが,後編では,前編で触れられなかったCPUコア性能など,細かい部分を見ていこうと思う。 AMDの新世代APU「Kaveri」はどれだけ速い? 3D性能と消費電力に迫る「A10-7850K」レビュー前編 メモリによる性能の違いからオーバ
先日のAMD勉強会絡みで頂いた新APU( A10-5800K / A10-6800K )+Radeon HD 6670 で 、AMD Radeon™ Dual Graphics 構成を組んでみたので、その設定方法とかをメモしておきます。 また、デュアルグラフィックス構成を組む上での注意点や効果、所感なんかについても書きます。 AMD Radeon™デュアル グラフィックスってナニ?PCで3Dゲームをやる人なら SLI や CrossFireX の名前くらいは聞いたことがあると思いますが、それとよく似た仕組みです。 あちらは外付け GPU を2つ以上束ねてグラフィックを高速化しますが、「AMD Radeon™ Dual Graphics」は、「APU 内蔵 GPU」と「外付け GPU」を協調動作させてグラフィック性能を高める事ができる機能です。 事前に知っておいた方がいい事大事な事は公式F
新世代Radeonの下位モデルが持つ3D性能をまとめて確認してみた Radeon R7 260 (Radeon R7 260リファレンスカード) Radeon R7 250 (SAPPHIRE R7 250 1G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-D/VGA WITH BOOST) Radeon R7 240 (SAPPHIRE R7 240 1G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-D/VGA WITH BOOST) Text by 宮崎真一 R7 260リファレンスカード 北米時間2013年12月17日に,AMDから,Radeon R7 200シリーズのエントリーミドルクラス市場向けモデル「Radeon R7 260」(以下,R7 260)が発表になったのを憶えているだろうか。北米市場においては,搭載グラフィックスカードのメーカー想定売価が109ドルで,1月中旬発売予定と
AMD,1月末公開予定の新しい「Catalyst」でMantle&TrueAudioに対応と予告。Kaveriの実力を引き出すためのアップデートも 編集部:小西利明 2014年1月14日に,AMDが発表した新世代APU「Kaveri」。4Gamerでも「A10-7850K」のレビューと,アーキテクチャ解説を掲載済みだ。 それに合わせてAMDの日本法人である日本AMDは報道関係者向け説明会を開催し,Kaveriの概要を説明したのだが,そのなかで,AMD製GPUおよびAPU,チップセットに対応するドライバスイート「Catalyst」に関する話題があったので,本稿ではその内容をお伝えしたい。 MantleとTrueAudioに対応する新ドライバ Kaveriでもこれらは利用可能 Catalyst関連セッションで登壇したのは,ソフトウェア戦略担当シニアマネージャーを務めるTerry Makedon
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