なぜか左ががった人たちから「きっこのブログ」が人気だ。 これは、故黒田清氏や大谷明宏氏が持ち上げられたのと同じだ。彼らは警察権力べったりの反人権派ジャーナリストだが、その一方で戦争反対などと言っており、その部分だけ取り上げて、あたかも良識派のように持ち上げてしまった筑紫哲也氏らの失敗により錯覚した人が少なくないのだ。 黒田氏は読売新聞大阪社会部のボスだったが、東京のボス渡辺恒夫氏との抗争に敗れて追われた。そして読売の紙面が社説で改憲論をぶつなど急速に右旋回したことは周知のとおりだが、しかし黒田一派がいなくなったおかげで大阪社会部では人権に配慮した紙面になったという皮肉な現実があった。それまで黒田体制では、警察の一方的な見方に乗っかり、人権侵害の報道をしまくっていた。これは読売記者の間ではよく知られていたことだ。 大谷氏も、黒田氏に続いて読売を退社してから反権力のポーズを取っているが、警察の