廃墟と化したハルドヴォ・パレス・ホテル。手前はホテルのプール。 2018年現在も現地に残る、ホテルへの行き方を示す標識。 ハルドヴォ・パレス・ホテル(Haludovo Palace Hotel)は、クロアチア・マリンスカ(英語版)の北のクルク島にあったリゾートホテルである。ホテルの名前は、近くのビーチにちなんで付けられた。2001年に閉鎖された後放置されており、廃墟のようになっている。 このホテルは1971年に建設された[1]。共産主義のユーゴスラビアにおける外国投資の制約により、ホテルはリエカに拠点を置く国営の小売チェーン・ブロドコメルク(クロアチア語版)の子会社が保有していた。『ペントハウス』誌の創始者であるボブ・グッチョーネが4500万ドルを投じ、1972年にホテル内にペントハウス・アドリアティック・クラブ・カジノを正式にオープンさせた。しかし、このカジノは翌年に倒産し、閉鎖された[
クロアチア・ドブロブニク旧市街で、14世紀建造の旧総督邸前に設置されたキャットハウスの中でくつろぐ野良猫のアナスタシア(2022年3月30日撮影)。(c)Maris Sisevic / AFP 【4月18日 AFP】「アドリア海の真珠(Pearl of the Adriatic)」の名で知られるクロアチア南部の観光地ドブロブニク(Dubrovnik)で、旧市街にある歴史的建造物の前にすみ着いた野良猫を当局が追い出したことに反対する署名運動が広がっている。 14世紀に建造された旧総督邸(Rector's Palace)の前にいつもいる17歳の猫アナスタシア(Anastasia)。地元の人や観光客の人気者だ。里親に引き取られても、すぐに戻ってきてしまうため、ボランティアが旧総督邸の玄関ポーチ脇に段ボール箱を置いてやった。 だが、邸内の博物館を運営する当局は、これを快く思わなかった。 そこで、動
【3月17日 AFP】クロアチア中部でこのところ、農地に100個ほどの陥没穴が確認されている。穴が出現したのは、昨年12月に発生したマグニチュード(M)6.4の地震後。 穴が確認されているのは、首都ザグレブから40キロ地点の村、メセンカニ(Mecencani)周辺で、民家からわずか数メートルの位置に開いている穴もある。多くは円形で、水がたまっており、大きさはさまざま。最大のもので直径は25メートルに及んでいる。 12月の地震では、建物の被害が広範囲に及び、7人が死亡した。 岩盤が地下水による浸食を受けると、地面が突然、陥没することがあるが、通常なら数十年はかかる変化だ。いまだに続く余震で、その過程が大幅に加速され、これほど多くの穴が狭い地域に次々にできたと考えられる。(c)AFP
【7月11日 AFP】渓谷を越え、雪に覆われたスキー場を抜け、にぎやかな駅に到着する小さな列車たち。クロアチアの首都ザグレブにあるアントゥン・ウルビッツ(Antun Urbic)さんの鉄道模型博物館では、訪れた人々が小さな風景に溶け込んだ列車に魅了されている。 欧州南東部最大の鉄道模型博物館であるバツコ・ミニ・エクスプレス・ミュージアム(Backo Mini Express Museum)。綿密に作られた田園風景や街並みの中には総距離1キロを超える小さな線路が敷かれ、登山者、結婚式の招待客、警察官、工事現場の作業員、通勤者などの人形2500体以上が置かれている。 2015年にミュージアムを開館したウルビッツさんは、60年前に父から鉄道模型をもらったことがきっかけで電車が好きになった。 ザグレブにある自宅の屋根裏部屋で鉄道模型を作り始め、その後、より広い場所へと移動させてからは友人らも招いて
文・写真/晏生莉衣 1990年代前半、壮絶な民族紛争が繰り広げられたボスニア・ヘルツェゴヴィナ。この内戦では、約20万人の死者と200万人以上の避難民を出したといわれている。「民族浄化」という言葉が、国際報道で繰り返し使われたことをご記憶の方も多いだろう。 現在のボスニア・ヘルツェゴヴィナは、東欧の美しい観光国として復興を遂げている。過去の紛争の歴史にまつわる影の部分と、甦った情緒豊かな異文化混在の風景という光の部分。そのどちらにも関心を惹かれて、各国から多くの旅行者が訪れている。今回は、過去の紛争に関連したひとつの地を紹介したい。 内戦以前の1991年の人口統計では、首都サラエヴォの人口は約36万人。そのうち、当時、ムスリムと呼ばれていた住民が約50パーセント、セルビア系が26パーセント、クロアチア系が7パーセント、どの民族かあえて選ばない「ユーゴスラヴィア人」が13パーセント、「その他
ヨーロッパのクロアチアでは先月、首都ザグレブで過去140年で最も強いとされる地震があり、多くの被害が出ました。クロアチアでも新型コロナウイルスの感染が広がるなか、厳しい復興作業となっていて、地震と感染の両方に苦しめられています。 一方、新型コロナウイルスの感染はクロアチアでも広がっていて、被災した人は、感染を避けるために周りの人と距離を保ちながら避難生活を続けているほか、建物の被害状況の把握やがれきの撤去作業に影響が出ていて厳しい復興作業となっています。 地震から1か月となった22日、シュトロマル建設・都市計画相は、建物の被害額が、日本円でおよそ6500億円にのぼるという見通しを示しました。 クロアチア政府は震災の復興にむけて、EU=ヨーロッパ連合などに財政的な支援を求めていて、地震と感染の両方に苦しめられています。 地震があったクロアチアの首都ザグレブに住み、現地で観光ガイドをしている小
マグニチュード5.3の地震があったクロアチアの首都ザグレブで、落ちてきたれんがに押しつぶされた車(2020年3月22日撮影)。(c)Damir SENCAR / AFP 【3月23日 AFP】クロアチアの首都ザグレブで22日、マグニチュード(M)5.3の地震があり、10代の少女が重体になっている。国営メディアが報じた。当局は避難する住民に対し、お互いの距離を保ち新型コロナウイルスの拡大を防止するよう呼び掛けた。 クロアチアのアンドレイ・プレンコビッチ(Andrej Plenkovic)首相によると、今回の規模の地震はおよそ140年ぶり。現地のAFP記者は、22日午前6時(日本時間同日午後2時)に地震が発生した際、住民がパニックになり屋外に避難したと伝えた。 この地震により、ザグレブを象徴する大聖堂の塔の一部が折れたり、建物の一部が崩れて下に止まっていた車がれんがで押しつぶされたりする被害が
【ウィーン共同】米地質調査所(USGS)によると、旧ユーゴスラビアのクロアチアで22日午前6時24分(日本時間同午後2時24分)ごろ、マグニチュード(M)5.4の地震が起きた。震源は首都ザグレブ付近で、深さは10キロ。現地からの報道によると、1人が重体となった。 余震も起きており、現地メディアは、ザグレブで教会の尖塔の一部が損壊したと伝えた。建物の外壁も各所で崩落しており、負傷者が出ているとみられる。停電や断水も起きているという。
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