元セマンティックスって言うよりも、ベン・フォールズと親交の深い、といったほうが日本では伝わりやすい、ウィル・オウズリーの99年発表のファーストソロです。 ビートルズ、XTC、10cc、先にあげたベン・フォールズあたりを彷彿させる、ぐるぐる回る甘いメロディによるハイライトの連続。先に挙げたバンドはもとより、邦楽で言えば民生とか好きな人は絶対ハマる。特に冒頭「OH NO THE RADIO」のずいぶんねじれてずぶずぶ沈んでいくポップな感覚とか最高。洋楽のタイトルの邦題ってセンス無いものばっかりだけど、この曲に「お願いレディオ」という邦題をつけた人は天才だと思う。 ていうか見てくれ、このジャケ! 僕のジャケ写買いの生涯打率はたぶんイチロー級のハイアベレージだと思うんだけど、 こんなジャケットのCD、悪い内容であるはずがない! オウズリーの存在は知ってたけど、きっと知らなくったって悩まず買ってる。