第1回と第2回で説明したように,シンクライアントはセキュリティ対策や運用管理の面で大きなメリットが見込まれる。しかし,いざ導入するとなると,問題になるポイントが3つある。 1つは,初期導入費用がまだ高いこと。シンクライアントを利用するためには,シンクライアント端末と,端末の画面情報などを端末に送り込むためのサーバー側設備が必要になる。採用するシンクライアント製品にもよるが,比較的新しい技術であることもあり,価格は決して安いとはいえない。専用端末であれば1台当たり15万~20万円程度と,低廉化が進むパソコンに比べて高価である。 2つめは,実際にパソコンからシンクライアントに移行した場合の,業務への影響度が分かりにくいことだ。自社で開発したアプリケーションがシンクライアントでも動作するかどうかは,あらかじめ検証して確認する必要がある。また,パソコンに直接接続して使用している業務プリンタや,IC
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