北海道を代表する土産菓子「白い恋人」を製造・販売する石屋製菓(札幌市)が吉本興業や子会社「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」など3社に対し、菓子「面白い恋人」の販売や包装使用の差し止めと、約1億2000万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が11日、札幌地裁(浅井憲裁判長)であった。 吉本興業側は「(ロゴなどの)標章が似ていない」などと主張し、請求の棄却を求めた。 吉本興業側は答弁書で、石屋製菓の経営管理部長が「面白い恋人」について「さすが大阪。よく考えたな」と語り、思わず噴き出したとのエピソードを紹介した新聞記事を引用。「好意的にコメントしている」と主張した。 このほか、特許庁から商標登録は拒絶されたが、「白い恋人」と類似しているとの指摘は受けなかったなどと主張。「商標権の侵害や不正競争防止法違反にはあたらない」としている。 吉本興業側によると、「面白い恋人」は昨年11月の提訴