米EMCは現地時間8日、Data Domainの買収において最終合意に入ったことを発表した。 1株当たり33.5ドルの条件を提示しており、Data Domainが受け取るキャッシュを含み、総額約21億ドルの企業価値に相当すると見られている。通常の公開株式買付け条件が満たされた場合、EMCのすべてのキャッシュ株式公開買付けは、7月17日24時に終了の予定。これにより、NetApp社は買収交渉を断念することとなる。 Data Domainのジョー・トゥッチ氏は「これは、戦略的にも財務的にも起こるべくして起こった買収です。我々はData Domainと合体することで、次世代ディスクベースのバックアップとアーカイブ市場における力強い地位を確立します。私はData Domainの人々、技術、そしてビジネスに対して敬意を払っています。また、我々お互いにとって、お互いのお客様や取引先にとってすばらしい未
ストレージ専業のネットアップ日本法人は2009年6月12日,事業戦略説明会を開催した。今年1月に就任したタイ・マッコーニー社長(写真)は「NASベンダーのイメージが強いネットアップだが,今後はFC-SANでも存在感を示す」と力説。日立製作所や富士通,EMCジャパンなどが強い大型ストレージ市場に本格的に乗り出す意向を明らかにした。新規顧客の開拓も進め,「2012年中にビジネス規模を現在の2倍に引き上げ,国内オープンシステム市場のトップ5入りを目指す」という。 最大1176Tバイト容量の超大型機「FAS6000シリーズ」や同840Tバイトの大型機「FAS3100シリーズ」などをFC-SANとして拡販する。OEMパートナーの日本IBMと富士通や,伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)をはじめとする販売パートナーと組んで,製造,金融,通信/メディアの大手顧客に売り込む。「SE Pool」と呼ぶ支援
ストレージ大手の米EMCは6月1日(米国時間)、データバックアップ技術の米Data Domain Technologiesに対し、1株あたり30ドル、総額約18億ドルの買収提案を行った。5月にData Domainと買収で合意していた米NetAppに対抗する提案となる。 Data Domainは、ディスクベースのバックアップ、アーカイブ、非重複化技術を開発するベンダーで、ハードウェアシステムとソフトウェアの両方の製品を提供している。同社とは、NetAppが5月20日に買収で合意したことを発表。買収金額は約15億ドルで、現金と株式による取引を予定している。 これに対抗したEMCは、NetAppの額に20%上乗せし、さらに全額現金で支払うことを提案している。急成長中の次世代ディスクベースのバックアップ・アーカイブ市場でのリードを固めるのが狙いで、また、Data Domainの売上、データ保護に
ネットアップは28日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が構築した科学衛星データ処理システムのストレージ基盤にネットアップのハイエンドストレージ「NetApp FAS6080」が採用されたことを発表した。 科学衛星データ処理システムは、JAXAが手がける宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用までをサポートするために、科学衛星から得られたデータを蓄積、加工、公開する基盤となるもので、約830TBの大規模ストレージシステムが構築された。 NetApp FAS6000シリーズは、FCディスクおよびSATAディスクを組み合わせて構成できるモジューラ型ストレージシステム。ネットアップの最上位モデルに位置づけられており、特に「NetApp FAS6080」はモジューラ型ストレージとして初めて1PBを超える最大ストレージ容量を実現した。毎秒4ギガビットの転送速度を持つFCインターフェイスを標準で搭載し、I/
米NetAppは米国時間2009年5月20日,データ・バックアップ用ストレージ・ベンダーの米Data Domainを買収することで両社が最終的合意に達したと発表した。買収金額はおよそ15億ドル。取り引きは現金と株式で行なわれる。同社は,買収を通じてディスク・ベースのバックアップ・ソリューションの拡充を図る。 買収後,Data DomainはNetAppの製品ラインに加えられ,同社の販売組織はNetAppの販売部門に統合される。NetAppは,Data Domainの製品を同社の流通チャネルを通じて世界市場を対象に販売することで,新規顧客の獲得と市場シェアの拡大を目指す。 NetAppは同日,2009年第4四半期(2009年2~4月)と通期の決算を発表しており,それによれば,第4四半期の売上高は8億8000万ドルで前年同期から6%減少している。GAAP(米国会計原則)ベースの純利益は7500
[ keyword: ミドルウェア ] Network Appliance,仮想化システム環境向けのストレージ管理ソフトを発売 米国Network Appliance社は,仮想化システム環境向けのストレージ管理ソフトウェア「SnapManager for Virtual Infrastructure」を発売する.本ソフトウェアは,VMware ESXによるサーバ仮想化環境で動作するすべての仮想OSやアプリケーション,データのバックアップとリカバリ,特定データの複製(レプリケーション),災害復旧(ディザスタ・リカバリ)を一括して自動で行うソフトウェアである.従業員1000人以上の大規模ユーザを対象としている. サーバを仮想化するには,従来のOS(ホストOS)に,VMwareなどの仮想化ソフトウェアを入れ,仮想化するOS(ゲストOS)を入れて,そのゲストOS上でアプリケーションを動かす.サーバ
日本ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)は9月7日、同社の「NetApp FAS」システムの中堅企業向け製品として「FAS2000シリーズ」を発表した。 FAS2000シリーズは従来のFAS200シリーズ後継機種で、FAS3000シリーズまでの機能的なギャップを埋める製品となる。「FAS2020」および「FAS2050」の2機種があり、最大ストレージ容量は2020が24.6Tバイト、2050が69Tバイト。システム当たりのディスクドライブ搭載数はそれぞれ40および104、ECCメモリ容量が2Gバイトおよび4Gバイト。最大ファイバチャネル(FC)ポート数と最大イーサネットポート数は両機種とも各4で、サポートするストレージプロトコルはFCプロトコルをはじめiSCSI、NFS(Network File System)、CIFS(Network File System)となっている。 また
Network Appliance(NetApp)は9月,Sun Microsystemsのファイルシステム「ZFS」がNetAppの7件の特許を侵害しているとしてSunを提訴した。これに対し,Sunは米国時間10月25日,NetAppがSunの12件の特許を侵害しているとして同社を逆提訴した。 Sunは訴状の中で,NetAppの特許は無効であり,SunはいずれにしてもNetAppの特許を侵害していないと主張している。またSunは,同社の特許を侵害している製品の販売を禁じる差し止め命令をNetAppに下すよう裁判所に求めている。 特許訴訟は費用がかかる上に,苦しい訴訟になる場合が多い。特に,シリコンバレーのライバル企業同士の訴訟は好ましくない。それらの企業は,共通の顧客を抱えていたり,ビジネスパートナーである場合もあるからだ。SunとNetAppの訴訟は,テキサス州東部地区連邦地方裁判所だ
日本ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)は2月26日、記者発表会を開催し、来日した米Network Applianceのダン・ウォーメンホーヴェンCEOや、1月10日に代表取締役社長に就任した大家万明(おおやかずあき)氏が今後の事業展開などについて説明した。 ウォーメンホーヴェンCEOは同社のマーケットシェアについて言及し、主力のNAS(Network Attached Storage)製品を軸にiSCSI、SAN(Storage Area Network)を合わせたネットワークストレージ市場におけるシェアが8%と、EMC、HP、IBMに次ぐ業界第4位の地位にあると語った。「15年前にストレージ市場をけん引したIBM、Sun Microsystems、HPといったサーバベンダーがシェアを落とす中、ストレージベンダーが躍進している。その理由は、市場が垂直的なサーバストレージから水平的
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