GV(旧グーグル・ベンチャーズ)は革新的カメラメーカーLight社への出資に向け、3,000万ドル(約30億円)のシリーズC資金調達ラウンドを実施する。Light社は「コンピュテーショナル・フォトグラフィー(CP)」と呼ばれる次世代技術をカメラに採用した企業。 従来のカメラは露光時間が1つしか選択できないが、CPを使うことにより露光時間が違う写真を撮影し合成できる。視点を移動した写真を合成し、裸眼ステレオグラムを作成したり、複数の写真を自動合成しパノラマ写真を作ることも可能だ。 Lightは獲得した資金で同社が初めて世に送り出すカメラ「L16」の増産を狙う。L16はiPhoneほどの大きさで、販売価格は1,699ドル。16個のレンズで撮影した画像をソフトで合成し、最大5,200万画素を実現する。さらに光路を折り曲げる屈曲光学の技術を採用し、コンパクトなボディながら28~150mmのズームが