『凍りの掌』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した実力派の作者が、太平洋戦争末期の名古屋大空襲を題材に描く『あとかたの街』。昨年「このマンガがすごい!WEB」8月のランキング オンナ編で第1位になると、『このマンガがすごい!2015』本誌のオンナ編でも20位にランクイン。戦争マンガでありながら、老若男女を問わず幅広い層から支持を集めている本作の魅力を探るとともに、作者おざわゆき先生の作品へのこだわりに迫る! 愛知県出身。 高校生の時に集英社の少女マンガ誌「ぶ~け」でデビュー。代表作に夫・渡邊博光との共著『築地まんぶく回遊記』(ぶんか社)、『築地あるき』(飛鳥新社)や、実父の体験を描いた『凍りの掌-シベリア抑留記-』などがある。現在、「BE・LOVE」(講談社)にて『あとかたの街』を連載中。 Twitter:@yukiozawa 『凍りの掌』から『あとかたの街』へ ――『あとかたの