日本ではボトムアップ方式、アメリカではトップダウンという日米のイメージリーダー像に異変が起きているという。 ヘイ コンサルティング グループ 日本企業米州統括シニアコンサルタント 佐々木亮輔=文 これまで日本では現場主義によるボトムアップ方式、アメリカではトップダウンによる上意下達の組織イメージが強かった。ところが、この3年間を調査した結果こうしたリーダー像に異変が起きているという。 ■リーダーのタイプが日米で逆転した理由 筆者は現在、米国をベースにして、北南米の日本企業の組織人事に関わる経営コンサルティングを行っている。米国型と日本型マネジメントの双方を見つめながら、人材マネジメントを通じていかに日本企業がグローバルでの競争力を強められるのか、を考える毎日である。ここでは、日米企業のマネジメントスタイルの逆転ともいえる変化が競争力にどのような影響を与えるのかについて考えてみたい。 人材