外務省が外交にマンガを利用しようとしております。 それ自体はまあ、いいのですが、その第一弾として11日までウィーンで開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会で、「はだしのゲン」をばらまいたそうです。これはまずいでしょう。 「はだしのゲン」には事実誤認というか作者の思いこみが強い作品です。 それを外務省がばらまくとなると、この作品に描かれていることを日本国がオーソライズをした。そのように諸外国に印象づけるでしょう。 しかもこの作品はすでに多くの国で翻訳されているわけですから、外務省が「お墨付き」を与える影響は極めて大きいものになるでしょう。 やるんだったら「ゴジラ」の上映あたりで止めておくべきです。 恐らく外務官僚達は、マンガを使えば麻生大臣が喜こぶだろうとか、マンガを使うといえば予算が取り易いなどと安直に考えているのではないでしょうか。 まったく、この役所は税金を使ってわ