今年のInterop ShowNetでは、マルチベンダーによるEther OAM(802.1ag)相互接続運用が行われています。 誤解を恐れずEther OAMを説明するとすれば、「Layer 2でpingやtracerouteと同等の事をやるための仕組み」と言えるのかも知れません。 インターネットを構成するルータの設定を確認したり、障害検知を行うためにpingやtracerouteが非常に多く利用されますが、これらはLayer 3までの障害検知までしか行えません。 Layer 3だけでは、Layer 2以下の「障害箇所」を特定するのは困難です。 例えば、以下のような構成のネットワークがあったとします。 以下の図では、ルータBとルータCの間はVLANを設定してあるスイッチ3台によって構成されています。 実際には、スイッチ2とスイッチ3で障害は発生していたとしても、Layer 3で検知できる