ついにクマムシが主人公の漫画が世に出た。擬人化したクマムシとミドリムシが活躍する研究漫画である。漫画のタイトルこそ「ミドリムシは植物ですか?虫ですか?」となっているが、私の脳内では「クマムシはクマですか?虫ですか?」と変換されるのでクマムシ本という認識でいる。 珍しいクマムシ 本作は漫画家の羽鳥まりえ先生によるものだ。羽鳥先生は私が発行する有料オンラインジャーナル「むしマガ」の読者だ。むしマガのクマムシ情報も本作品を作る上での一助となったとのことで、嬉しく思う。巻末には、協力者として私の名前も掲載していただいた。 この漫画には、私をモデルにしたとしか思えないイケメン・クマムシ研究者が出てくる。名前は勅使河原大吾。私の名前が「大樹」なので「大吾」とは一文字違いである。外見も名前も似ているのである。 クマムシ研究者の勅使河原大吾 この勅使河原大吾がある日顕微鏡でクマムシを眺めていると、目の前に
いつの間にか卯年もあとわずか。ありがとうございます。生きてます >心配してくださった皆様 再開後、こんなに長いこと更新をサボっていたのは初めてである。ネタが無いか、というと、そういう訳でもなくて、ラボ引越しもてんやわんやでなんとか終了。新たなポスドクさんも内定。Gではない。 実を言うと、11月半ば、Washington D. C. での学会から帰ってきて、あることに気がついてしまったのである。 ブログが書きにくい。 Gがいないから、ではない。自分のところのラボメンバーこそ少ないものの、同じ部門の他の教員やポスドクさんやスタッフの人が日々ネタを提供してくれるので、研究は進まないが笑顔溢れる毎日を過ごしている。先日都内で行なわれた、うちの部門主催のシンポジウムに来てくださった方が、ボソッと言っていた。 「・・・楽しそうですね。研究者なのに」 <ひょっとして、褒められた訳じゃないのか? 正直な
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