比べてみないと、相手も自分も、分からない――物差し同士も照らし合わせて 比較政治学者・浅羽祐樹氏インタビュー 情報 #教養入門#比較政治学#韓国研究 「分けて、分かる」――思い込みから離れて物事を考えるには、いろいろなものを比べることが欠かせない。そして、ときには他人の物差しと照らし合わせて自分の物差し見直すことも大事。今回、「高校生のための教養入門」でお話を伺ったのは比較政治学者の浅羽祐樹先生。比較政治学に限らず、どんな社会科学でも、自分を知るためにも大切な「比較」の重要性とその難しさについてお話いただきました。(聞き手・構成/金子昂) ―― 比較政治学をご専門として韓国政治を研究されている浅羽先生ですが、そもそも比較政治学ってどんな学問なんでしょうか? 高校生のみなさんは、何カ国か外国を並べてそれぞれの共通点や相違点を比較するというイメージを持っているかもしれません。まずお伝えしたいの
哲学の初学者にありがちな間違いのひとつをこの間思いついたので記しておく。哲学の場合、初学者ほど他の哲学者が素朴に見えるという現象がある気がしている。 例えば、プロの哲学者が何らかの原理Xみたいな前提を使うとしよう。 しかし初学者にはなんでこのXを認めないといけないのかがよくわからないので、Xを認めることが素朴に見える。非合理的な信仰やドグマのようなものにすら見えるかもしれない。 もちろん筋から言えば、Xを前提する側がXを使う理由を説明した方がいいかもしれない。しかしひとつの論文のなかで、すべての前提を説明することなどできないので、ごく標準的常識的な事柄であれば、特に議論なく前提するだろう。 もちろん本当にドグマであるケースもあるだろうが、ここで考えているのは、Xを擁護する議論が別のところでなされていたり、合理的な理由があっても、初学者はそういう事情を知らないので素朴に見えるというケースだ。
タイピングより手書きのほうが学習効率が良いことは広く知られていますが、このほどそれが科学的に裏づけられました。手書きでノートをとった学生のほうが概念的情報をより長く記憶していられることが、心理学研究により明らかになったのです。プリンストン大学のPam Mueller氏とDaniel Oppenheimer氏によれば、手書きでノートをとるときには、否が応でも情報を処理し、取捨選択して書き留めることになるのに対し、パソコンを使う場合には、一字一句そのまま情報をメモしてしまう傾向が強くなるそうです。心理学誌『Psychological Science』に掲載された両氏の研究論文では、次のように説明されています。 これまでの研究でおもに注目されていたのは、パソコンを使うと多くの作業を並行してこなせるため、気が散りやすくなるという点でした。今回の研究では、ノートをとるためだけにパソコンを使った場合で
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