シリア北部アレッポ(Aleppo)近郊で、たる爆弾によるとみられる爆撃で崩壊した建物の跡で生存者を捜す人々(2014年3月5日撮影)。(c)AFP/BARAA AL-HALABI 【3月6日 AFP】シリア政府軍が軍事作戦の一環として包囲戦を展開し、民間人を飢餓に追いやっていると批判する内容の報告書を、国連(UN)の調査委員会が5日、発表した。同時に反体制派の武装勢力についても、包囲作戦を用いて民間人居住地の周辺で無差別砲撃を行っていると非難している。 調査委員会は、死者14万人を超えるとされるシリア内戦での人権侵害状況を調べるため国連人権理事会(UN Human Rights Council)が3年前に設置した。報告書は今年1月20日までの6か月間について、政府側と反体制派の双方に戦争犯罪と人道に対する罪に該当する行為がなかったかを調査したもので、3月末に国連人権理事会に提出される。 報