栃木県足利市で平成2年、4歳の女児が殺害された「足利事件」で殺人罪などに問われ、無期懲役が確定した元幼稚園バス運転手、菅家利和受刑者(62)の再審請求即時抗告審で、東京高裁が嘱託した再鑑定の結果、菅家受刑者のDNA型と女児の下着に付着した体液が一致しなかったことが判明した。今月末にも再鑑定結果の最終報告書が同高裁に提出される見込みで、DNA型が一致したとする捜査段階での鑑定結果を有力な証拠とした確定判決が覆り、再審開始の可能性も出てくる。 ◇ DNA型鑑定をめぐる捜査手法に「疑問符」がついたことで、鑑定の精度について議論が高まり、鑑定の有り方や別の事件の再審請求にも影響が出てくることも予想されてきた。「DNA型鑑定の万能神話」が揺らぎ始めた。 東京高検の渡辺恵一次席検事は「鑑定書が裁判所に提出されたとは聞いておらず、コメントすべき状況にはない」とする。ただ、複数の法務・検察幹部は、
各界に大きな影響を与えている西松建設による違法献金事件。では、検察の組織、政治資金規正法、国策捜査とは何なのか。ごくごく基本的なことも含め、かつて東京地検特捜部で捜査したことのある「ヤメ検」、名城大学教授で弁護士の郷原信郎さんに遠慮なく聞いた。【中山裕司】 ◇行政の一員でも、遮断された「聖域」 ◇虚偽記載にあたるか疑問 --愚問かもしれませんが検事は官僚なのでしょうか。 郷原さん 検察庁は法務省に属する行政機関で、広い意味で政府の一員であることは間違いありません。一方で検察庁は捜査や訴追などの司法的権限を法務省から独立して行使できる独立機関です。 --行政機関なのですね。 郷原さん 日本の検察は「厳正中立」「不偏不党」を極端に強調します。しかも、そこでの「正義」は検察内部で完結するものです。行政組織の一翼でありながら、外部と遮断された聖域みたいに扱われています。 --政府が検察の捜査にかか
裁判員面接での虚偽陳述で逮捕・起訴されるケースが判明 - 保坂展人のどこどこ日記 http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/176c4145d50990ef558ecb17dc507877 蛭子さんいわく、「一般の人の怖さってスゴいですよ」 - 書籍出版 双風舎 http://sofusha.moe-nifty.com/blog/2009/04/post-d1e5.html 闇サイト殺人犯の減刑に憤ってる奴って死刑廃止論者なの? - #A1FE9F http://d.hatena.ne.jp/natori/20090405/p1 制度も怖いし、参加者も怖い。怖いながらも、とおりゃんせとおりゃんせ。
◇検察「表金でも重大悪質」 約9カ月に及んだ西松建設に対する東京地検特捜部の捜査は小沢一郎民主党代表の側近の起訴に至ったが、「ヤミ献金」ではなく政治資金収支報告書に記載のある「表のカネ」をとらえて摘発するという異例の手法は大きな波紋を呼んだ。今回の捜査は、政治資金の透明化を実現させる挑戦か、あるいは「暴挙」なのか。【安高晋、坂本高志】 「特定の建設業者から多額の金銭提供を受けていた事実を国民の目から覆い隠したもので、重大悪質な事案」 24日夕、起訴を発表した東京地検の谷川恒太次席検事は冒頭、理由を説明する異例のコメントを読み上げ、捜査の必要性を強調した。だが、記者から「なぜ悪質といえるのか」「大久保被告の認識は」と尋ねられると、同席した佐久間達哉特捜部長が「公判で明らかにする」と詳しい説明を避け続けた。収支報告書に記載のある献金を立件した意義を問われると、「寄付者の名義を変えてしまうことを
オタク評論家として知られた宅八郎さん(46)が、ミクシィの日記で実名を挙げて「ブッ殺します」などと書いて波紋を呼んでいる。過去にも雑誌などで同様なことを書いたことがあり、今回も相手への批判を誇張したものらしい。しかし、最近はネット上での「殺害予告」で逮捕されるケースが相次いでいる。今回の「殺害予告」は、許されるレベルなのだろうか。 実名を挙げ、「ブッ殺します」 「処刑宣告です。対応いかんですが、公開処刑を宣告します」 宅八郎さんが2009年3月19日にミクシィに書いた日記は、こんな物々しい「宣告」から始まる。そこでは、さらに、オールアバウトにテクノポップ関係の記事を書いている会社員男性ガイドの実名を挙げ、「ブッ殺します」「『地獄行き』です」とまで書いたのだ。 そして、この男性に対し、宅さんのすべての質問に対する答えを求めるつもりだとしている。宅さんは現在、そのための資料、文献探しをしている
3月17日付「朝日新聞」朝刊は次のように伝えている。 「準大手ゼネコン『西松建設』から民主党・小沢代表の資金管理団体『陸山会』への違法献金事件に絡んで、東北地方のゼネコン談合組織が小沢事務所側の意向をくんでいたとされる問題に、大手ゼネコン『鹿島』の東北支店元幹部が関与していた疑いのあることがわかった」 記事にあるように小沢の公設秘書の逮捕に端を発した違法献金事件はかつてのゼネコン汚職を彷彿させるような様相を呈し始めた。 1993(平成5)年、自民党最高実力者だった元自民党副総裁、金丸信の逮捕をきっかけに起きたゼネコン汚職事件。 莫大な予算がつぎ込まれる公共事業を背景にして受注を調整し、業者を指名する“天の声”を発する。見返りは受注額の3%が相場とされた裏献金。“天の声”を発するのは自民党建設族の大物議員や地方の実力首長たち。工事受注の調整役はゼネコンの有力者たちだった。 こうした構図が戦後
⇒NHKニュース 地検 秘書起訴で異例の説明 東京地方検察庁は、大久保秘書の起訴について「収支報告書に虚偽を記載して政治資金の実態を偽ることは、国民を欺き、政治的判断をゆがめるものにほかならない」と異例の説明をしました。 この中で、東京地方検察庁の谷川恒太次席検事は「政治資金規正法は政治資金をめぐる癒着や政治的腐敗を防止するため、収支の公開を通じて政治と金の問題を国民の不断の監視と批判の下に置くことを目的にしている。議会制民主主義の根幹を成すべき法律であり、その中心である収支報告書に虚偽を記載して政治資金の実態を偽ることは、国民を欺きその政治的判断をゆがめるものにほかならない。今回の事件は、ダミー団体の名義を利用する巧妙な方法により、国会議員の政治団体が特定の建設業者から長年にわたって多額の寄付を受けてきた事実を隠したものだ。犯行の動機、犯行の経緯、被告の果たした具体的な役割については、裁
自分自身もよくわかっていなかったのですが、3月3日の小沢秘書逮捕以降、いくつものマターがゴッチャになって議論され、ことの本質を見失っていたような気がします。それぞれの人がそれぞれの関心の強い領域でものを考えているので、ときどき議論がかみ合わないという現象が起きていました。ぼく自身も「何でこんな簡単なことが理解されないんだろう」と困惑した時期がありましたが、要はそういうことだったのかと思います。 気がつく範囲で整理すると…… (1)逮捕容疑である政治資金規正法の問題 (2)秘書逮捕が政治に与える影響の問題(選挙に勝てるかどうか) (3)逮捕によって浮き彫りになった「政治とカネ」の問題 (4)検察権力の行使が公正・公平に行われたのかという問題 (1)は、検察が公判請求(起訴)したので、裁判所の判断に委ねられます。ただ、ここで重要なのは「起訴=有罪」ではないということです。この段階では、検察側(
小沢さんの秘書が政治資金規正法違反で逮捕されてから、民主党を中心に「国策捜査だ!」という批判がされています。別に司法に対して批判するのは一向に構わないのですが、司法の制度に対する理解が不十分なため批判が的外れになってしまっている気がするので、この点について書いてみます。 私が「司法の制度に対する理解が不十分」と感じたのは、元ライブドアの堀江さんのエントリー。 ま、だから私の経験から言えば、やり方はずるがしこいかもしれないけど、法律的には白の案件を無理やり黒にしようとしているという、いつもの特捜部のやり方だとおもうんだよね。テレビなどである意味洗脳状態にあり検察は正義の味方と思っている人が多いから彼らが逮捕するだけで国民は悪人を捕まえたと大喝采。起訴して、99%有罪の刑事裁判官に引き渡す。必勝パターンなのです。たかだか、数十人の組織にそんな強大な権限を持たせたら、私は危険とおもいます。 元検
民主党小沢代表の公設第一秘書の大久保氏が東京地検特捜部に、政治資金規正法違反(政治資金収支報告書の虚偽記載罪)の容疑で逮捕されてからおよそ2週間。衆議院議員総選挙を控え、極めて重大な政治的影響が生じるこの時期に、比較的軽微な政治資金規正法違反の事件で強制捜査に着手した検察側の意図、捜査の実情、今後予想される展開が、おぼろげながら見えてきた。 捜査は当初から想定された展開ではない この時期に検察があえて強制捜査に着手したことについて、「国策捜査」などの見方もあったが、どうやら、今回の検察の強制捜査着手は、これ程までに大きな政治的影響が生じることを認識したうえで行われたのではなく、むしろ、検察側の政治的影響の「過小評価」が現在の混乱を招いているように思える。 その推測の根拠は、今回の強制捜査着手後に、東京地検の特捜部以外の他の部のみならず、全国の地検から検事の応援派遣を受けて行われている事実だ
件の「西松建設事件」。なんか、こうもやもやとしたものがある。 自分は政権が変わる必要があるだろうな、と考えるが、さりとて民主党シンパというわけでもないし、小沢一郎を支持しているわけでもない。どっちかといえば、菅直人が首相になった方がいい、と考える方だし、もっといえば社民党の保坂氏の方が尚良し、とする方だ。 それでも、やはりこの一連の流れにはどうしてもスッキリしない訳で、それはもちろん、 「なぜ、この時期なんだ?」 ということ。検察側の弁としては「時効が迫っている」という理由が説明されたりしたわけだが、しかし、継続的に西松建設は迂回献金していたわけだから、この時期に狙い撃ちという感は付きまとう。 しかも、この一連の騒動の容疑について見てみると、西松建設は「社員に賞与の形で支払って、(迂回用の政治団体に)献金していた」というのだから、言葉通りにとるならば受け取る側が迂回を知らなくても仕方がない
小沢さんの秘書逮捕の件は、おおよそ次の3つの見方があると思う。 自民党の指示で検察が動いた 検察独自の意思で動いた 単なるルーチンワークである(誰かの意思ということではなく、証拠が出てきたので逮捕) 1.の自民党の指示で行なっていることだとしたら、私は容認する。いくつかの条件が満たされたら、積極的に自民党を支持する。 実際どうなのかハッキリとはわからないけど、おそらく2.か3.かその中間くらいではないかと思っていて、前のエントリはその前提で書いた。 「日和見していた」と書いたのは、この中のどれなのかもうちょっと見極めたいと思っていたからだが、最初から今回の件に関しては、2.と3.は許されない暴挙だと思っていた。 検察がルーチンワークとして法を犯した犯罪者を捕まえることが、なぜ暴挙になるかと言えば、国民主権の国では国会議員は法律よりエラいからだ。 なぜなら、法律とは過去の民意の集積でしかなく
「検察を支配する悪魔」からぬきがき。 検察を支配する「悪魔」 作者: 田中森一,田原総一朗出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/12/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 58回この商品を含むブログ (9件) を見る 検察が守ろうとしているのは自民党なのか? 現体制の安定装置 そもそも検察の方針の根底には国策がある。ありていに言えば、現体制との混乱を避け、その時の権力構造を維持するための捜査です。 ロッキード事件に関わったわけではないので、詳しいことはわかりませんが、検察内部で先輩たちから聞くところによると、時の権力が全面的にバックアップしてくれたので、非常にやりやすかったそうです。 特捜の現場で捜査にあたっている検事に直接、指示をしているのは特捜部長です。じゃあ、特捜部長に誰が指示しているのかと言えば、現場は接することがないさらに上だとしか言いようがない。検事総長、次長
よく状況が見えないので日和見していたら、言いたかったことをfinalventさんに先に言われてしまった。 検察権力が恣意的に正義のツラをして市民社会に介入してくるのを市民はいわば本性として批判しないといけないということ。それは市民の義務にも近いものなんですよ。 世論調査からみる動向では一国の総理になりうる人だった。それを検察権力が市民の手の届かないところで打ち落としてしまったということなんですよ。 それがいかなる「正義」であっても、民主主義というのは、こういう危険な回路を除去しないといけないのですよ。 民主主義というのは市民が失敗したら市民が尻ぬぐいをする。愚かさのすっぱい果実をみんなで囓るのです。失敗しないような甘美な「正義」に身を委ねてはいけないのですよ。いかなる権力もそれを市民が「ちょっと待ってね」と制止する回路を組み込まなくてはならない。 私は、今の民主党をとても信頼できない。でも
⇒はてなブックマーク - 毎日社説 社説:小沢民主代表 やはり世論は厳しかった - 毎日jp(毎日新聞) - finalventの日記 toronei 社会, 政治, news, media もう自分は小沢に期待していない、といいながら、ここまで擁護しているのも凄い。 2009/03/10 toroneiさん、それは本当に違うんだよ。 小沢を擁護しているんじゃなくて、検察権力が恣意的に正義のツラをして市民社会に介入してくるのを市民はいわば本性として批判しないといけないということ。それは市民の義務にも近いものなんですよ。 今回は、それがたまたま小沢だったし、小沢は、私がそう望むという意味ではないし、実際には不可能なんだけど、世論調査からみる動向では一国の総理になりうる人だった。それを検察権力が市民の手の届かないところで打ち落としてしまったということなんですよ。実際に総理ではないし、まあ、昭和
5月21日にスタートする予定の裁判員制度。この裁判員制度のあり方などをめぐって、さまざまな議論が繰り広げられているが、国民の意見は「賛成」または「反対」どちらが多いのだろうか? 日本の裁判員制度の導入について、「賛成」という人は18.1%、「反対」は21.6%と、わずかに反対派が多いことが、調査会社バルクの調べで分かった。年代別で見ると、賛成派は20代(21.1%)と40代(22.0%)が目立った。一方の反対派は50代(28.1%)が最も多く、これに60代以上(23.1%)、20代(21.5%)が続いた。「50代と60代以上は(裁判員制度という)慣れないことへの抵抗感があるのか、やや反対の意見が多かった」(バルク)としている。 また「あなた自身が裁判員に選ばれることについてどう思いますか?」との質問に対し、「選ばれて進んでやりたい」は8.6%、「選ばれてもいい」が19.0%と、積極派は27
堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」 一般的には、ホリエモンとか堀江とか呼ばれています。コメントはリアルタイムには反映されません。私にコンタクトを取りたいときは、info@takapon-jp.comへメールでご相談ください。 定額給付金再議決のタイミングで、見事な強制捜査。自民党とか官邸が動いたわけではなく、検察現場、独自の判断って気がするなあ。自民党の反主流派の造反を防いで、郵政民営化反対勢力の勢いを増す。いわゆる保守の保守的な流れを加速させることを彼らはある程度、意図しているのだろう。 でも前のエントリでも書いたとおり、目立ちたい!という功名心の成せる技だろう。あえてこのタイミングだからねぇ。 元検事の落合弁護士は、 ■[話題]捜査において「陰謀」はあるか? と、陰謀説を否定していますが、陰謀というよりは、自分たちが世の中の白黒を決めるんだ!という強烈な意
東京の電子部品メーカーの未公開株をめぐる詐欺容疑事件で、兵庫県警は20日深夜、同容疑で逮捕した男(27)を釈放したと発表した。「逮捕後の手続きに問題がある」とする神戸地検の指示を受け、県警は釈放と緊急逮捕を2度繰り返して裁判所に逮捕状を請求したものの、いずれも却下されたという。 県警によると、18日夜に男を東京都杉並区の自宅で逮捕し、港区内の愛宕署で一晩勾留(こうりゅう)。19日昼に神戸市内の警察署に移送し、20日昼に送検手続きに入った。これに対し、神戸地検が「逮捕から神戸に着くまでの時間が長すぎる」として、男をいったん釈放して再逮捕するよう指示。県警は釈放後に緊急逮捕し、その後、刑事訴訟法に基づいて神戸地裁に逮捕状を請求した。 ところが、裁判官が同じ容疑での逮捕状の請求を認めなかったことから、県警は男の身柄を引き続き確保しておくために改めて緊急逮捕。20日夜に再び逮捕状を請求したが、
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