メーカーが分からず、ほとんど情報がないこのタブレット。購入は2012年8月ごろで、実売価格は85ドルだった。当時の為替レートで7000円程度になる。取扱説明書もなく、箱の表面に印刷した不鮮明な説明だけが頼りだ。箱のイラストからAndroid OSを搭載しているらしい。バッテリーの稼働時間に関する情報もない。 この製品だけに限らないが、とにかく中国で入手できる“模造品”には謎が多い。これを分解し、本物との相違点とコスト削減の理由、そして、構造上危険域に突入している部分などを解説する。 本物のiPad 2でディスプレイが9.7インチであるのに対し、こちらは7インチなので、本体サイズはiPad mini(初代)に近い。重量も370グラムで、本物のiPadと比べて半分程度。なお、iPad mini(初代)の重さは312グラム(無線LANとワイヤレスWAN対応モデル)だ。 電気製品や通信機では、認証