他人の意見はなぜ気になるのか? それは私たちが子供の頃から承認欲求を満たすよう条件付けられているからだ。 他人から承認されれば気分が良くなる。要するに、他人から認められることで、自尊心を満たすことができるのだ。 一方、進化論的に見れば、私たちの生存は所属するグループに依存する。つまり他人の評価は死活問題であるということだ。 グループにとって受け入れらないことをやれば、追放される恐れがある。そうなれば、命を落とすことになってもおかしくはない。こうした要素は私たちに深く根付いており、それゆえに他人の言動が気になってしまう。 しかし現代の社会は100年前のそれとは大きく様変わりしている。また私たちの周囲にいる人々の意見は、私たち自身に関するというよりも、彼ら自身についてのことだ。 99パーセントが批判的で、好意的なものは1パーセントしかないような世知辛い世の中を生きるには、ちょっとしたコツがある