サッカー前日本代表監督のイビチャ・オシム氏(67)が、日本協会のアドバイザー職を退任することが11日、決まった。昨年11月に脳梗塞(こうそく)で倒れて代表監督を退任し、6月から同職についていたが、12月31日で任期満了。日本協会は体調面を考慮して契約を更新せず、この日の理事会で承認された。 退任あいさつをするため、都内の日本協会を訪れたオシム氏は「日本にいるのは私にとって気持ちがいいことだが、私がいることでだれかの負担になりたくはありません」と無念の表情。年内は契約を全うし、その後は自宅のあるオーストリアへ帰国する。「医師は、現場の仕事はまだ無理と言っている。今後の仕事?具体的な案はない」とし、当面はリハビリに専念する。 “日本サッカーの日本化”を目標に「道に迷うことなく順調に進んでいた」と話すだけに未練は残る。あとは日本代表選手へ思いを託す。「私は、日本にいた痕跡を残したい。南アフリ