自民党が少数与党に陥るきっかけとなった衆院選をへて、今の政界で大きな存在感をみせるのが国民民主党だ。「年収103万円の壁」引き上げで「手取りを増やす」と訴え、国民の支持を集めた。党を率いる玉木雄一郎代表(55)は不倫報道で3カ月の役職停止中だが、党への期待値は衰えない。日刊スポーツは、今年の主役を支えた「軍師」に注目。玉木氏を陰に日向に支える榛葉賀津也幹事長(57)にインタビューし、激動の1年を振り返ってもらった。【中山知子】 ◇ ◇ ◇ -激動の1年だったと思いますが、今年1年を振り返っていかがでしたか 榛葉氏 激動でしたね。国民民主党を立ち上げて4年、さあこれからだという時に、当時の代表代行が仲間を引き連れて離党するという、大変な出来事がありました。うちのナンバー2で代表選挙までやって、党の将来を、という話もされていた方。比例で勝った新人を連れて出ていくことには非常にじくじたる