財務省は10日、国債や借入金を合わせた国の借金が、2011年12月末時点で過去最大の958兆6385億円になったと発表した。今年1月1日時点の日本の総人口(1億2773万人)で割ると、国民1人当たり約750万円の借金を抱えている計算になる。11年9月末から4兆2205億円増えた。東日本大震災の復興費用を賄う復興債発行
印刷 経常収支の推移 財務省は8日、2011年の国際収支状況(速報)を発表した。海外とのモノ・サービスの取引や投資状況を示す経常収支は、前年比43.9%減の9兆6289億円の黒字にとどまった。経常黒字が10兆円を割ったのは、1996年の約7兆1千億円以来15年ぶりだ。 11年の経常黒字は10年の約17兆1千億円から急減し、バブル景気で海外旅行などが多かった91年の約9兆1千億円に並ぶ低水準になった。07年に過去最高の約24兆8千億円になった後、リーマン・ショックで減少してから回復しつつあったが、日本が海外から「稼ぐ力」が再び弱まった。 経常黒字が減ったのは、貿易収支が前年より約9兆5千億円も悪化して1兆6089億円の赤字に転落したからだ。すでに1月に発表した通関ベースの統計で31年ぶりの貿易赤字になっているが、保険料や船賃などを除いて算出する国際収支状況でも63年以来48年ぶりの貿易
印刷 銀行最大手の三菱東京UFJ銀行が日本国債の価格急落に備えた「危機管理計画」を初めて作ったことがわかった。数年後に価格が急落(金利が急騰)して金利が数%にはね上がり、損を少なくするために短期間に数兆円の国債を売らざるを得なくなることもある、としている。国債の有力な買い手がいよいよ「急落シナリオ」を想定し始めた。 日本政府の借金総額は約1千兆円あり、このうち国債を発行して投資家から借りているのは約750兆円(昨年9月末時点、日本銀行調べ)。国債の9割超は国内で買われ、4割を銀行が持っている。とくに三菱東京UFJはゆうちょ銀行を除いて最大の約42兆円を持ち、国債を売買する債券市場への影響力が大きい。 計画は昨年末にまとまった。日本の経済成長率や経常収支、為替など30指標をチェックし、国債急落につながる変化があれば損失を軽くするために売却などの対応をとる。 購読されている方は、以下のよ
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