ユーザーはインタフェースの見た目が魅力的だと思うと、ユーザビリティのささいな課題には寛容になる。こうした美的ユーザビリティ効果は、UIの問題をわかりにくくし、ユーザビリティテスト中の課題発見を妨げることがある。ユーザー調査中は、ユーザーの言うことに耳を傾けるだけではなく、彼らがやっていることもよく観察することによって、美的ユーザビリティ効果の事例かどうかを識別するとよい。 The Aesthetic-Usability Effect by Kate Meyer on January 29, 2017 日本語版2017年5月15日公開 ユーザビリティテストの進行役がよく感じる不満に次のようなものがある。最適とはいえないUIにユーザーが苦労し、多数のエラーや障害に直面していることがわかったため、その体験についてのコメントを彼女に求めたところ、サイトの配色が素敵、としか言ってくれなかった、という