Microsoftが「Windows Vista」の開発を終了した。だが、同OSを搭載したPCが出荷される1月までにすべき作業はたくさん残っている。 数週間かけて最終テストと検出された不具合の修正を終えたMicrosoftは米国時間11月8日、Vistaの完成を宣言した。 同社は先週、Vistaの入ったディスクをPCメーカーに出荷したほか、5カ国語のバージョンも用意し、メーカー各社がアクセスできるようにした。 これでコンピュータメーカー各社は、1月30日の発売まで約12週間をかけて最終テストやVista搭載PCの製造を行うことになる。メーカーに与えられた猶予期間は、Windows XPが発売された2001年10月の時よりも長い。 Dellの元幹部で、Microsoftでコンピュータメーカー各社との調整を担当するJim Totton氏は、「コンピュータメーカーの関心は今や、Vistaそのもの
筆者はあの日のことを今でもはっきりと覚えている。2003年10月27日,月曜日の出来事だ。数千人の開発者がロサンゼルス・コンベンションセンター(LACC)のAホールにどっと押し寄せた。この会議は「PDC 2003」という名称で,米MicrosoftのBill Gates氏はこの時初めて,「Windows Vista」(当時はLonghornと呼ばれていた)の全貌を明らかにした。筆者は「このOSが世界を揺るがすことになるだろう」と幸せな気分になったものだった。 あれから2年半が過ぎたが,MicrosoftはまだWindows Vistaを出荷していない。このOSの大量出荷が始まるのは2007年になるだろう。PDC 2003は幸福感に包まれていたが,その後のMicrosoftによるWindows Vistaの扱いは,あまりにもひどかった。顧客に対する約束は何度も何度も破られ,色んな機能が現れて
6月23日(現地時間)、MicrosoftはWinFSの開発中止を表明した。 形式こそWinFSチームのブログによるWinFS情報のアップデートであるものの、その内容はWinFSを単体のコンポーネントとして提供する計画はなくなった、というものだ。WinFSの開発工程において得られた技術は、将来提供されるSQL ServerやADO.NETに応用されるものの、「WinFS」という1つのソフトウェアパッケージとしてリリースされることはもはやない。 もともとWinFSは、次世代Windows(今のWindows Vista)に採用される将来のファイルシステムとして考えられたものだ。当初のWinFSの構想ではWindows自身を含むすべてのデータが、SQLベースのデータベースに置かれるという野心的なプロジェクトだった。その後、WinFSはNTFS上にインプリメントされることになり、同時にWindo
現在は「Windows Vista」と呼ばれている「Longhorn」のリリースが、予想より遅れるかもしれない。同製品には、当初予定されていたの機能の一部が搭載されない可能性もある。だが、それでもこれは「画期的な製品だ」と、Windowsの責任者Jim Allchinは主張している。 同OSでは、セキュリティ面での改良や外観の刷新などが図られている。また、ドキュメントをどのフォルダに格納したか記憶しておく代わりに、いくつもの仮想的なフォルダにドキュメントをしまうことができる、新たな情報検索/整理機能も搭載された。さらに、「先週編集したフォルダ」「Janeからもらった書類」となどというように、フォルダを自動的にアップデートすることも可能になる。 Microsoftはこれに加え、PCをホームネットワークに追加したり、ラップトップPCをプロジェクタに接続したりといった、さまざまなタスクの単純化に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く