去年の夏以降、関東地方で、生まれてまもない赤ちゃん3人が急性肝不全などを発症して亡くなり、「エコーウイルス11型」と呼ばれるウイルスが検出されたことが分かりました。かぜの原因となるウイルスの一種ですが、国内の感染状況は詳しくは分かっておらず、国は全国的な調査を実施するとしています。 国立感染症研究所などによりますと、去年8月以降、関東地方で、生まれて1か月以内の赤ちゃんが急性肝不全などを発症して入院し、亡くなるケースが3人報告されたということです。 医療機関などで調べたところ、3人から「エコーウイルス11型」と呼ばれるウイルスが検出されました。 かぜの原因となるウイルスの一種で、新生児が感染するとまれに髄膜炎や心筋炎など重い症状を起こし、最悪の場合亡くなることもあります。 国内の感染状況は法律で国への報告対象になっていないため詳しくは分かっていませんが、国立感染症研究所によりますと、髄膜炎