インド・ニューデリーの市場にある「スパイ用品」販売店(2015年4月17日撮影)。(c)AFP/MONEY SHARMA 【5月6日 AFP】当時15歳だったインドの女子生徒、パヤリさんは、学年試験の会場に入る前にこっそり手に解答などを書くことが不正だと分かっていた。だが、他の大勢の生徒と同様に、試験で合格しなければというプレッシャーが非常に大きかったため、カンニングに頼ってしまった。 試験で高得点を獲得することは、将来、きちんとした就職や進学をするための唯一の方法だ。試験に落ちれば、長い間、自分の家族を苦しめてきた貧困から抜け出すチャンスが台無しになる。 現在17歳のパヤリさんは、首都ニューデリー(New Delhi)の学校から帰る途中、AFPに「覚えることがあまりに多いし、親や先生からのプレッシャー、友達との競争のプレッシャーもある」と話した。 専門家によると、インドでは、昔からあるカ