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セイタカアワダチソウとはどんな植物? セイタカアワダチソウは北米原産の多年草で、日本には戦後に急速に分布を拡大しました。日本では嫌われがちな雑草ですが、北米ではゴールデンロッドという名前で呼ばれ、日本ほどには大きくならず、秋に咲く観賞用・景観植物として親しまれているようです。ネイティブ・アメリカンの間では重要な民間薬として、整腸剤や風邪、喉の痛み、傷の手当などに利用されてきた歴史もあります。僕の友人も花が咲く前のセイタカアワダチソウの穂を摘み取り、乾燥して、入浴剤として使っていて、肌がスベスベになると言っていました。 黄色い花が咲くため「花粉症の原因」だと思われがちですが、これにはやや誤解もあるようです。セイタカアワダチソウは昆虫に花粉を運んでもらう虫媒花であり、花粉が風に乗って飛散しにくい性質があります。花粉症の主因は、同時期に黄色い花を咲かせる風媒花のブタクサであるとされています。 セ
「農業は給料が安くても仕方ない」。そんな固定観念に、真っ向から立ち向かう農業法人が長野県にある。レタスやパクチーなどを生産・販売をするベジアーツグループだ。平均年齢28.5歳という若い組織を率い、近年はパクチー生産へと大きく舵を切ることで、女性や年配者も働きやすい環境を構築している。「約1ヶ月の冬期長期休暇」を導入しているほか、「従業員の平均年収を他産業並みの水準に引き上げる」という目標を掲げ、仕事を通じて人を幸せにする農業経営と組織づくりを進めている。 三代目の「第二創業」。仲卸から生産主体への大転換 長野県北佐久郡で高原野菜を生産・販売するベジアーツグループ。同社の歴史は、1965年に立ち上げられた切り花の出荷組合が起源。地域の主産物が変わるにつれ高原野菜の取り扱いへと移行し、やがて市場価格に左右される経営からの脱却を目指した先代の主導で、自社生産の道が拓かれました。 出荷組合創設者の
加工向け野菜を大規模栽培 広大な十勝平野が広がり、帯広市を中心とする道内随一の農業地帯として知られる十勝地域。ダイヤモンド十勝株式会社はこの河西郡芽室町で農業生産を行っています。 栽培品目はジャガイモや西洋わさび、ニンジン、カボチャ、玉ねぎ、キャベツ、ブロッコリー、スイートコーン、ニンニクと多岐に渡り、総栽培面積は100ヘクタール以上。主に、加工用向けとして出荷しています。その他、150戸を超える地域の生産者に約400ヘクタールを委託契約栽培している分もあり、自社生産分と合わせて耕地面積は約500ヘクタールにも上ります。 特にジャガイモとニンジン、西洋わさびの生産量が多く、ジャガイモが140ヘクタール、ニンジンが約130ヘクタール、その中でも西洋わさびは約100ヘクタールと日本一の栽培面積を誇ります。 地域の農家を守る存在として設立 現在、ダイヤモンド十勝の代表取締役社長を務める大野和則(
北海道の中心都市、札幌市。その東隣の江別市に、今回紹介する『株式会社ナラ工業』があります。ナラ工業は今、農地の給排水能力を向上させ、土壌を改善する『暗渠排水』という技術で注目を集めています。そもそも農業における『暗渠排水』とはどのような技術なのか。なぜナラ工業が注目されているのか。同社の社長である奈良幸則さんにお話を伺いました。 泥炭地が多い農地は、暗渠排水が欠かせない 「暗渠排水は、ひとことで言うと『水はけが悪かったり、地下水の水位が高くてぬかるみがちな農地に土管などを埋めて水を集め、地下の水位を適切な高さに保ちながら、水はけを良くする』という技術のことです」。普段私たちはあまり意識しませんが、農耕地の下には、見えない水管が走っているとういうことです。 もともと泥炭地が多い北海道で暗渠排水の技術は欠かせないものであり、開拓使が来道した明治初期に導入されて以降、現在に至るまで、北海道の開拓
これまで、農作物の生産に最適な環境条件を見出す研究が盛んに進められてきたが、その多くは地上部に働きかける研究だった。これに対して東京大学大学院農学生命科学研究科の准教授、矢守航(やもり・わたる)さんらの研究グループは地下部に注目。レタスを生産する閉鎖型植物工場で用いる培養液を加温する実験を行い、わずか3℃の加温でも収量だけでなく、クロロフィル、カロテノイドといった機能性成分の含有量を増やせることを明らかにした。根圏の環境制御によって農業をアップグレードしようとしている。 従来の研究では注目されてこなかった根圏の環境制御 人工光を用いた閉鎖型の植物工場では、栽培環境を自由に制御することができる。そのため作物ごとに栽培環境を最適化する研究が進められているが、その多くは地上部に働きかける栽培環境に注目した研究であった。 これに対して東京大学大学院農学生命科学研究科の准教授、矢守航さんらの研究グル
テントウムシは害虫のアブラムシを盛んに捕食することから、天敵昆虫として有望視されているが、飛ぶ能力を持つため、アブラムシを食べ尽くすと圃場(ほじょう)からいなくなってしまう。そこで千葉県立農業大学校の清水敏夫(しみず・としお)さんは、テントウムシの翅(はね)を固定し、圃場への定着率を高めることに成功。「テントロール」の名で販売を始めた。露地栽培では防除効果が長続きしないなどの課題に直面しながらも、同校研究科の黒田歩夢(くろだ・あゆむ)さんは安価で扱いやすいペースト状飼料を開発し、露地でも「テントロール」を利用する道を拓こうとしている。 テントウムシは1日にアブラムシを100匹も食べてくれる 吸汁によって農作物に害を及ぼすアブラムシ。肛門から排泄される甘露が原因ですす病を引き起こすこともあり、確実に防除することが求められる。有効な農薬は開発されているが、薬剤耐性を持つ個体が現れるリスクを考慮
筆者は家庭菜園4年目の30歳です。農業をきちんと学んだ経験はありません。「何となく種をまいて、何となく見守るだけでも野菜ができるのか気になる」という好奇心から、無肥料・無農薬で栽培しています。 種はF1ではなく、固定種を使うことが多いですが、明確なこだわりはありません。「種取り(※)ができたら良いな」という思いがあるため、固定種を好んでいる程度の軽い気持ちです。 ※作物が実った後、収穫しないまま一部を放置して、種ができた頃に種を集めて保存し、次の年にまた育てるために準備する作業。例えば、オクラを収穫せずに放置すると、中の白いつぶつぶが次第に黒くなり、そのまま種として使える。 使わせてもらった土地は、数年前まで夏野菜が育てられていた場所です。農薬は使わず、肥料としておがくずや米ぬかを入れていたと聞きました。 土壌酸度は、Ph6.5程度でした。ちょうど良い数値だろうと判断し、肥料は施さずに利用
茨城県筑波山のふもとでセルフビルドした住まいに暮らし、約5反(50アール)の田畑でコメや野菜を栽培するフリーライターの和田義弥(わだ・よしひろ)が、実践と経験をもとに教える自給自足的暮らしのノウハウ。今回は、竹のとっておき活用術。近年、放置されてやぶ化した竹林が社会問題になっているが、竹はその数々の特徴を生かして多用途に使える優良資材だ。トマトやキュウリを誘引する支柱に、防寒や防虫のためのトンネル、土留め、レイズドベッド、マルチなど、竹活用のアイデアを一挙紹介しよう。 竹の特徴。中空で軽く、加工も容易。長さは20メートルにも 3月に入って間もなく、庭のスイセンが開花した。春先に真っ赤な花を咲かせるボケのつぼみも膨らんできている。冬の間、寒さにじっと耐えていたエンドウは、つるを伸ばし始めた。そろそろ支柱を立ててネットを張ってやらなくてはいけない。温床で育苗しているキャベツやブロッコリーも間も
ChatGPT(チャットジーピーティー)などの高度な言語処理技術を用いた人工知能が登場し、AI時代が本格的に到来か、と言われています。そんな中、AIが農業にどのような影響を与えるかについては漠然としている人が多いのではないでしょうか。以前からAIに興味を持ち活用しているノウカノタネのつるちゃんにいろいろ聞いてみました。 ■つるちゃんこと鶴竣之祐(つる・しゅんのすけ)さんのプロフィール 1986年、兼業農家の息子として福岡県に生まれる。高校時代には1年半のオーストラリア留学を経験。大学卒業後、実家は継がず福岡市内で独立就農する。2014年、地元若手農業者と共に農業ポッドキャスト「ノウカノタネ」の配信を開始。2020年にはYouTubeチャンネル「科学的に楽しく自給自足ch」も配信開始。2022年より農メディア事業、営農事業、AI開発事業を統合してノウカノタネ株式会社を設立。ミッションは「農業
草刈り作業がこんなに楽に!ロングセラーの安定板「ジズライザー」 ジズライザーは北村製作所が2007年に製造・販売を開始した刃押え金具一体型安定板です。特徴は以下の通り。 ナイロン製で軽くて強い 取付け簡単 ジズライザーを地面に滑らせながら草刈りできるので疲労軽減につながる 摩耗ゲージが使い過ぎをお知らせするので、安心して作業できる 金属製安定板に比べて耐久性約5倍 作業性が大変良いことから、リピーターも多く、販売台数は累計で630万台(2023年5月現在)と人気の商品となっています。 おすすめの4種を紹介! 現在発売されているジズライザーはなんと11種!その中でも人気の高い4種を紹介していきます。 1.「ジズライザー」 刈刃専用タイプで、高性能樹脂製安定板を普及させた先駆けモデルです。農地や草地に適していますが、芝生や山林、小石の多い場所でも使用できる汎用性の高さが特徴です。 「ジズライザ
梅の木は庭木としても、よく植えられています。桜よりも少し早くに美しい花を咲かせ、我々の目を楽しませてくれる上に、果実は梅干しやジュース、梅酒にと加工で楽しむことができます。さまざまある果樹の中でも管理作業時間が比較的短いこともあり、家庭果樹として人気です。 梅の品種 主要な梅の品種を紹介します。それぞれ役割が異なります。 実梅 果実を収穫することを目的にした品種です。 鶯宿(おうしゅく) 美しい桃色の花を咲かせ、青梅として大粒の実を多収できる。ヤニ果の発生が多い(対処法は後述)。 南高 白い花が咲く。皮が薄く軟らかい、いわゆる“ほたほた”の梅干しができるため、今も変わらず一番人気品種。 白加賀 白い花。南高と並び称される品種。大粒多収で、南高よりすこし皮が厚く梅干し以外の用途にも向く。花粉を持たないため授粉はできない。 豊後 アンズとの交配種。桃色の花が美しく、超大粒の梅がなる。一粒で丼2
ぶどうと聞いてどんな物をイメージされるでしょうか。小粒の物ならデラウェア、緑のぶどうであればマスカット、そして大粒の紫のぶどうと言えば何と言っても「巨峰」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。現在では大粒のぶどうの代名詞とも言えるほど多く作られている巨峰ですが、意外にも栽培が広まるまでは長い苦難の道程があったのです。世界と日本でのぶどうの扱いの違いと巨峰が辿った苦労を合わせて紹介します。 かつて、日本ではあまり盛んでなかったぶどう栽培 初夏を迎える辺りから旬を迎えた国産のぶどうが店頭に出始めます。小粒、大粒、紫、緑、赤と粒の大きさや果皮の色などが違うぶどうが並んでいるのが当たり前の現在からは想像できないかもしれませんが、かつて日本で栽培されていたぶどうはほんの数種類だったとされています。ぶどう栽培の歴史自体は古く、元々日本に自生していたヤマブドウとは別に中国を経由して、シルクロードか
「農で副業」。最近では、公務員である職員にも副業としての農業をすすめる自治体が出てきています。岡山県久米南町(くめなんちょう)の岸浩文(きし・ひろふみ)さんは、農業改良普及員だった頃に高い水準で「半農半X」を実践してきました。公務員としての仕事をこなしながら稼ぐ方法や、そのテクニックを取材しました。 平日はサラリーマンとして働き、休日を使って主に水稲をつくる──。 それが、一般的な兼業農家のイメージではないでしょうか。水稲は、田植えと稲刈りは忙しくても、日常的には水管理や草刈りがメインで、兼業にするにはうってつけの品目です。 農業改良普及員をしながら(現在は早期退職済み)、自宅の田んぼを管理していた「半農半公務員」の岸さんも、最初の頃は稲作しかやっていませんでした。 転機は、地元にファーマーズマーケット「サンサンくめなん」ができたこと。同じく農業改良普及員だった奥さんと協力して、直売所に出
農薬を使わずに簡単に栽培できる果樹って何かないんですか? とよく聞かれます。私はそんな時は迷わずキウイフルーツ、次点でブルーベリーとお答えしています。基本的にフルーツは甘いものなので、糖分が多く、虫や病気の餌食になりやすいのですが、キウイフルーツは糖度の低いうちに収穫して追熟しますし、果実にびっしり生えている毛のおかげで虫や雨から実を守ります。 簡単果樹のキウイですが、何も考えずに植えておけば収穫できる、というわけではありません。留意しておかなければならない点を中心に解説していきます。 以下栽培カレンダーに沿って見ていきましょう。 キウイの植え付け 植え付け適期は11月上旬頃です。凍害のおそれがある寒冷地域では翌春の3月まで待った方が無難でしょう。大きめの鉢やプランターでも十分に楽しめます。 絶対に留意しておいてほしいキウイの性質として“雌雄異株(いしゅ)”というものがあります。オスの木と
竹の成長は非常に早く、少しでも管理を怠ると、すぐに荒れ果ててしまいます。大きく成長した竹を切り倒しても、地中に広がった地下茎から新たな竹が生えてくるため、竹林を処分することは決して簡単なことではないのです。そこで竹林の管理に困っている方々に向けて、竹を枯らす方法をいくつかご紹介します。重機で地下茎ごと排除する方法から、除草剤を用いてより手軽に竹を枯らす方法、さらには切り倒した竹の処分方法まで詳しく解説。それぞれの状況にあった方法が見つかるでしょう。 なぜ竹はしぶといのか? きれいに整備された竹林は見て楽しめるだけでなく、春には私たちに美味しいタケノコをもたらしてくれます。しかし、竹は成長が早く、1日(24時間)で1m以上も伸びたという記録があるほどで、少し管理の手間を惜しんだだけで荒れ果ててしまいます。竹林が一定のエリアに留まってくれていればいいのですが、地下茎も活発に伸長し、1年で5mも
ミントの栽培はとても簡単。初めての園芸におすすめの作物です。 そんなに大量にいらないのであれば、種からではなく苗から栽培するのがおすすめです。小さな鉢で育てる方法も紹介します。 キッチンの窓辺にフレッシュなミントを置いておけば、観葉植物としても楽しめますし、料理に添えることもできて生活を豊かにしてくれることでしょう。 フレッシュな作物の紹介で、冒頭から不穏な言葉を使うのがためらわれますが、「ミントテロ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? ミントの強靭(きょうじん)な繁殖力によって意図せず庭一帯がミントに埋め尽くされて他の植物は蹂躙(じゅうりん)されてしまい、駆除が困難になることから、そのように呼ばれることがあります。 実際は駆除もできますし、一番駆逐したいイネ科の雑草には負けます。山を覆いつくす竹などに比べると可愛いテロだなと筆者は思いますが、それでもその繁殖力の高さは目を見張るもの
ここ数年パクチー旋風を巻き起こし、全国にパクチニストを生み出したパクチー。香菜(シャンツァイ)、コリアンダーともよばれ、エスニック料理や中華料理に欠かせない食材として古くから世界中で愛されてきました。家庭菜園でも丈夫で育てやすいのでおすすめのハーブです。収穫直後はさらに強い香りが楽しめるので、ぜひ自分で育てて山盛りのパクチーを楽しみましょう。 パクチーの栽培時期 パクチーの発芽適温は20~25度、生育適温は18~20度です。暑い時期に食べるイメージがありますが、寒さに比較的強い一方で、意外と夏の暑さには弱い植物です。夏場はプランターの場合は日陰に移動させたり、畑では寒冷紗(かんれいしゃ)をかけたりして育てるといいでしょう。種まきや植え付けは3~5月、9~10月ごろがおすすめです。暖かい時期には花が咲いて枯れてしまうので、長く収穫したい場合は種まきを何回かに分けて行うと収穫し続けることができ
スマートフォンに向かって農業現場でつぶやくだけで、作業記録を付けることができる──。こんな便利な農業向けの「音声つぶやきシステム」を大学と共同で開発したのが、石川県野々市市の農業法人・株式会社ぶった農産だ。代表取締役の佛田利弘(ぶった・としひろ)さんは、ライスセンターの機械と生産現場から得られる情報の統合も進めている。 つぶやくだけで作業の記録と共有が可能に 「農地やライスセンターで、スマホに向かってしゃべると、その情報がデータ化される。GPS(全地球測位システム)を使い、いつ、どこで、誰が何をつぶやいたか、特定されるしくみです」 農家向けの音声つぶやきシステムを、佛田さんがこう解説する。スマホにマイクを付け、現場でつぶやくと、情報が他の従業員に共有され、自動でテキスト化される。メモしたり、スマホに文字を打ち込んだりする手間が省けるのがウリだ。現場で撮った写真も共有できるので、遠隔地から作
コロナ禍で外国人の出入国に大幅な制限がかかるなか、前編では国内でも外国人依存度が最も高い長野県南佐久郡川上村の村長・由井明彦(ゆい・はるひこ)さんに、生産現場の現状と技能実習制度に対する課題を聞いた。現在、生産現場を支えるのは在留資格を「特定活動」に変更した帰国困難な元技能実習生や、失踪した元技能実習生。政府も彼らと人手不足現場のマッチングを後押ししている。ただ、現場を歩いてみると、新たな課題も見えてきた。 失踪者SNSコミュニティーにも求人が 出入国在留管理庁は昨年4月から、帰国困難になった技能実習生や留学生に加え、コロナ禍で解雇されたり、技能実習の継続が困難になったりした外国人の在留資格を就労可能な「特定活動」に変更するなどの、雇用維持支援を始めている。 その一環として、彼らを採用したい求人事業者と、再就職を希望する外国人のマッチング支援も行っている。2021年7月28日時点で公開され
熊本県の阿蘇地域には、日本一の広さを持つ草原がある。阿蘇の山々に春を告げる風景が「野焼き」。草原に火を放ち、残った枯れ草を少しずつ焼き払う。自然破壊ではないか、二酸化炭素を排出するのではないかという声もあるが、実は阿蘇をはじめ九州各地の河川や自然環境を守る上で欠かせない行為だという。阿蘇地域の中でも最大規模の草千里(くさせんり)の野焼きを取材した。 阿蘇の野焼きって一体何なの? 褐毛(あかげ)和種の「あか牛」が放牧されている風景で知られる阿蘇の草原。日本一の広さがあり、2.2万ヘクタールという面積は、沖縄県の石垣島と同程度だ。 阿蘇地域では、人々が広大な草原と共生してきた歴史がある。草原に生える草は牛や馬の放牧だけでなく、茅葺(かやぶ)き屋根にも利用されてきた。 もともと火山活動が活発な阿蘇は、大きな木は育たず草原になる土地だ。奈良時代に書かれた「日本書紀」に、すでに阿蘇に広い草原があった
皆さんはパンジーやビオラを年内に咲かせようとして失敗したことはないだろうか? 私・伊藤雄大、2年前から直売所で花や野菜を売っているが、農業はド下手くそ。今年の秋はパンジーとビオラをつくろうとして大失敗し、目標の「直売所で月3万円稼ぐ」がまた遠い夢となってしまった。そこで、来年こそはうまくいくように、ご近所の大先輩、大阪府・能勢町の上芝昇(うえしば・のぼる)さんに、パンジーなどを真夏に種まきする時のコツを聞いてみた。 (写真は上芝昇さんが作るビオラで、7月にまいたもの<11月中旬撮影>。どことなくあのキャラクターに似ている「ミッキー」というこの品種がとても人気。) 夏の播種(はしゅ)は難しい! パンジーやビオラは、庭が殺風景になりがちな冬から春先にかけて咲く貴重な花。秋の植え込みシーズンに合わせて出せば、寄せ植えにする人たちが10個以上まとめ買いして、じゃんじゃん売れるはず。「これは儲かる!
ズッキーニは、比較的最近家庭菜園での栽培が増えてきた野菜です。 そのためまだまだ一般的に手に入る品種も多くなく、日本の気候に合った栽培の仕方というものが確立されていないのが現状でしょう。 しかし、調理用途も幅広く、栽培自体も易しい部類に属する品目ですので気軽に試してみてください。 ズッキーニのタネまき ズッキーニは比較的種からでも育てやすい品目ですので、種からの栽培をおすすめします。 とはいえ発芽適温は25℃くらいなので、長く収穫するためには、2月下旬にはポットに種まきをしてビニール等で保温してあげないといけません。 直接畑にまく場合は、4月中旬以降になります。4月播種(はしゅ)でも充分収穫に至るのですが、収穫できる期間は少し短くなります。 ポットに一粒ずつまいて、しっかり水やりします。芽がでるまでは毎日、発芽してからも土が乾かないように水やりを心がけましょう。 ズッキーニの土づくり 畑の
アスパラガスは新芽を収穫するので比較的病害虫の被害が作物へ響きにくく、一度植え付けると何年も収穫することができる特殊な作物です。植え付ける場所は、その後10年近くアスパラガスに専有されることを念頭に、畑の隅を選んでおき、毎年収穫できる新芽を楽しみましょう。 以下の栽培カレンダーに沿って解説していきます。 アスパラガスの土づくり アスパラガスは、一度植え付けたら10年間ほどその場所で成長し、毎年収穫することができます。つまり、堆肥(たいひ)を畑に散布して耕すなどの土づくりは10年間あまりできないことになるので、10年分の土づくりと思って植え付けの1カ月前には気合を入れて終わらせましょう。 1平方メートルあたり、苦土石灰200~300グラム、堆肥10キロ、ようりん(ようせいリン肥)200グラムを深さ20~30センチくらいまで掘り上げてよく混ぜておきます。 植え付けの1週間前に、化成肥料を100
滋賀県近江八幡市で水田220ヘクタールを経営するイカリファームが栽培で注力するのはコメではなく小麦。全国で「捨て作り」と揶揄(やゆ)されているのを否定するかのように、代表の井狩篤士(いかり・あつし)さんは「コメの3倍以上もうかる」と主張する。2020年産は超強力(きょうりき)品種「ゆめちから」で10アール当たり599キロ、強力品種「ミナミノカオリ」で560キロを達成した。高い収量ともうけの秘密に迫る。
種苗法改正案の審議が11月11日、国会で始まった。種苗法は品種の育成者の権利保護を定めた法律だ。改正には、農業関係者だけでなく、一部の消費者も強い関心を示している。種苗法改正案ほど、人によって受け止め方に差がある法案も珍しいだろう。日本の種苗の海外流出を防ぐために必要だから賛成。農家の負担が増えて、経営が立ち行かなくなるから反対。……なぜこれほど意見が割れるのか。そして、そもそもどういう法案なのか。基本から解説する。 種苗法は、品種の育成者の権利を守るための法律だ。育成者が持つ「育成者権」の保護を定めていて、1998年の全面改正以降、育成者権を強化する改正を重ねてきた。育成者権は、農業版の著作権のようなものだ。この育成者権を得るために、育成者は農林水産省に品種登録の出願をする。 審査を経て登録された品種は「登録品種」になる。育成者はその種苗や収穫物、一部の加工品を利用する権利を専有する。育
かつてブドウ界に衝撃を与えた品種があります。その名は「ティアーズレッド」。一粒が最大で50グラムにもなるという超大粒のブドウ。そのブドウを作りだした関口孝(せきぐち・たかし)さんにお話を伺いました。「おらがブドウを作れ」その言葉の背景と真意とは……? 「ティアーズレッド」というブドウをご存じでしょうか。長野県の生坂(いくさか)村で関口ティダ農園を営む関口孝さんが作りだした、一粒が最大で50グラムにもなるという、超大粒の赤いブドウです。 その大きさはさながらスモモのよう。2014年に突如現れ、ブドウ農家の間で一大センセーションを巻き起こした「伝説の品種」です。その後、2016年には品種登録もされ、多くの農家が育ててみたいと期待をかけましたが、苗木は大手業者には一切出回らず、熱狂はいつしか終わってしまいました。 関口ティダ農園にはホームページどころか看板すらもなく、スマホも持たない生活をしてい
ブドウは世界中で親しまれているくだものです。そのまま食べるのはもちろん、ワインやジュースにしたり、レーズンにしたり……用途もさまざま。世界には1万種を超える品種があるそうです。 今回はブドウマニアのライター・少年Bがさまざまなブドウ品種を紹介します! はじめまして。ライターの少年Bです。2012年にブドウの魅力に取りつかれて以来、毎年100房以上のブドウを食べ、いきおいあまってブドウの同人誌も作ってしまうほどのブドウマニアです。今回はスーパーでもよく見かけるものから、ちょっとめずらしい品種まで、日本で作られているブドウ品種を25種類紹介します! 気になった品種があれば、ぜひ食べてみてくださいね。 巨峰(きょほう) 日本人が「ブドウ」と言われて真っ先に思いつく品種は巨峰じゃないでしょうか。スーパーでは6月ごろから見かけます。最近は種なし巨峰が増えてきましたが、甘みが強く、コクのあるうまさを持
年々関心が高まっている有機栽培。しかし、ただ農薬を使わずに肥料を入れればよいというわけではありません。「虫が食うのは当たり前」「収量が低くても仕方がない」は誤解! 「土作りの名人に聞いた、有機栽培の肥料」では、「有機栽培の肥料と堆肥 つくり方・使い方」などの著書がある、日本有機農業普及協会理事で農業コンサルティング企業「ジャパンバイオファーム」代表の小祝政明(こいわい・まさあき)さんに有機栽培の肥料の役割について説明してもらいました。今回は実際の肥料の使い方について教えてもらいます。(写真提供:ジャパンバイオファーム) 頭打ち現象とは?? ──有機栽培を初めた当初は良かったけど、だんだんと収量が落ちた……という話を聞くことがあります。 化成栽培から有機栽培に切り替えた当初は収量・品質ともにすばらしい成果をあげても、4、5年経つうちに徐々に成果が上がらなくなってくる現象を「頭打ち現象」といい
ミニトマトの栽培は、大玉トマトと比べると比較的手がかからず、初心者でも挑戦しやすい野菜だといえます。ですが、わき芽の芽かきや病害虫対策、正しい水やり施肥など、基本を抑えなくては美味しいミニトマトはできません。本記事では、ミニトマトの種まきから収穫までの栽培管理と、気をつけるべき病害虫について詳しく解説していきます。ミニトマトは上手く育ててあげると、よりたくさんの果実が収穫できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。 ミニトマトの栽培カレンダー ミニトマト栽培に適した環境 ミニトマトは強い光を好み、湿度が高い環境を嫌がります。好適土壌pHは6.0~6.5pHくらいで、一般的な土壌酸度です。 生育適温は20~30℃で、栽培期間中に猛暑日など暑すぎる日が続くと元気がなくなってしまいます。また、昼夜の温度差が高いと成長が刺激されるので、熱帯夜などにも弱い作物です。 ミニトマトの種まきは3月ご
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