未来面は、日本の将来像を読者、企業、記者の3者が一体となって考えていく新しい紙面です。今年度の通年テーマは「○○○○○日本を始めよう。」。未曾有の大災害を乗り越え、この国をどのように作り変えていくのかを考えていきます。 日本経済新聞 電子版の登録会員の方はコメントを書き込むことができます。登録されていない方は、会員登録をお願いします。 日本は過去20年間、目立った経済成長を遂げることができませんでした。「急激な少子高齢化」と「先進国で最悪の財政赤字」というふたつの大きな問題を抱え、円高も進んできたからです。日本経済の落ち込みを防ぐ唯一の手立ては明確な成長戦略を持つことであり、3~4%の成長軌道に乗せなければ、増税だけ行っても日本の再建はありません。 成長戦略の要になるのはグローバリゼーションです。日本国内の需要が減っていく以上、日本経済は市場を海外、とりわけ成長率の高い中国、インドなどアジ
2010年9月9日に発売されたインクジェットプリンタ「PIXUS」2010年モデル。黒鏡面のボックス型の筐体は、非常にシンプルなデザインだ。存在感を残しつつも、インテリアに溶け込むバランスを追い求めたPIXUSのデザイナーに、その開発を振り返ってもらった。 インテリアイズムについて紹介した前編に引き続き、犬飼義典氏(総合デザインセンター プロダクト第二デザイン部長)と、島村順一郎氏(同プロダクト22デザイン室専任主任)にお話をうかがう。 「買いたい」と「買ってよかった」の断絶 キヤノンでは、新製品の開発にあたって匿名でのユーザーインタビューを行うという。PIXUSの2010年モデルでも、男女別、年代別に8グループのプリンタユーザーを集め、さまざまな意見を聞き取った。 「当然ですが、キヤノンのプリンタに対する辛らつな意見もあります。コンセプトもデザインも大きく変えた機種について『あんまり変わ
プリンタに求められるインテリアイズムとは?――キヤノン「PIXUS」デザイナーに聞く(前編)(1/2 ページ) 2010年9月9日、キヤノンはインクジェットプリンタ「PIXUS(ピクサス)」の2010年モデル6機種を発売した。今年、10周年を迎えたピクサスは、ブランドマークやロゴの書体を変更し、世界共通ブランドとして新たな展開を求める。 2010年モデルは、全モデルが黒鏡面、いわゆるピアノブラックとなり、シンプルなボックスデザインになった。そこには「REAL BLACK」コンセプトと「インテリアイズム」が見え隠れする。 今回、プロダクトデザインを担当した犬飼義典氏(総合デザインセンター プロダクト第二デザイン部長)と、島村順一郎氏(同プロダクト22デザイン室専任主任)にお話をうかがう機会を得た。彼らが、新しいピクサスに込めた思いを紹介しよう。 →後編 「買いたい」と「買ってよかった」をつな
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