既存システムをAjax化することを「Ajaxfy」と呼ぶ。Ajaxfyに当たっては,既存のサーバー側フレームワークや既存のHTML画面と,Ajaxとの相性を確認する。また,既存システムの利用者への配慮が欠かせない。 JSPカスタムタグを作り込む 既存システムの多くは,Ajax非対応のフレームワークで構築されていることが多い。Ajaxfyするうえで,このフレームワークとの折り合いをどうつけるかが大きな課題になる。 例えばJavaベースのフレームワークである「Struts」や「JavaServer Faces(JSF)」で構築したシステムの場合,Ajaxのリクエスト処理は比較的容易にサポートできるが,レスポンス処理は問題になりやすい。「非同期レスポンスをXMLなどのデータ形式で返さなければならない場合,サーバー側の修正が必要になることが多い」(NTTデータ 木村氏)。具体的には,JSPカスタム