印刷 オスロと周辺の地図 ノルウェーの首都オスロ中心部で22日午後3時半(日本時間午後10時半)ごろ起きた大規模な爆発は、7人が死亡した。地元警察当局などによると、爆発物を使ったテロの可能性が高い。さらに同日午後5時半(日本時間23日午前0時半)ごろ、与党・労働党の青年集会が開かれていたオスロ郊外の会場で男が銃を乱射、10人以上が死亡した。警察当局は政府中枢と与党を標的にした連続テロ事件とみて捜査を進めている。 爆発現場は、ストルテンベルグ首相の執務室が入る政府庁舎などがある官庁街。首相は無事だった。政府庁舎の窓ガラスは粉々に砕け、路上にはがれきが散乱した。近くの新聞社も被害を受けた。数十人が病院に搬送されたという。 在ノルウェー日本大使館によると、オスロには約330人の在留邦人がいるが、今のところ巻き込まれたとの情報はない。 発砲事件の現場は、オスロの西約30キロにあるウトヤ島。