渡辺為雄さんが永眠されました。 7月17日夕方、仏壇の前で座布団を枕にしていた為雄さんは急に具合が悪くなり、市内の病院に入院するとその後は自宅に戻ること叶わず、8月26日午前1時27分、静かに息を引き取りました。享年94。 葬儀は近親者のみで執り行われましたので、後日ご焼香に伺いました。遺影は一番お気に入りの帽子を被った少し若い頃の写真で、私が知り合うよりかなり前の為雄さんでした。背景は資料館の裏一面に咲いていた菜の花です。本祭壇の写真を見せていただいたのですが、なんと山々に登っていく石炭のトロッコがあしらわれていて驚きました。みんなで相談して飾ったのだそうです。なんと気持ちのこもった祭壇でしょう。 為雄さんは山登りが大好きで、若い頃の文章を読むと山々の情景を綴ったものが非常に多いです。喪主である息子さん(次男)とは初対面でしたが、お名前は秀峰と書いてヒデミネさんでした。「名前負けしますよ