トップ > 愛知 > 3月15日の記事一覧 > 記事 【愛知】 避難率わずか0.2% 津波警報勧告の4市町 2011年3月15日 東日本大震災の津波で、県内では4市町が避難勧告を出したが、避難所に集まった人の割合はわずか0・2%にとどまった。勧告を出しても実際に被害がなければ住民の危機意識が薄れる一方、今回のような想定外の惨事も起こり得るだけに、市町村の防災担当者は効果的な注意喚起の仕方を模索している。 今回の地震では愛知県外海や伊勢・三河湾に津波警報が出され、田原市で1・6メートル、名古屋港で1メートルを観測した。人家がない豊橋市を除く名古屋、蒲郡市、東浦町は沿岸部の計3000世帯の8700人に避難を勧告したが、避難所に集まった人は20人だけ。県内では昨年2月のチリ大地震津波の際も避難率は0・2%で全国最低だった。 ただ、チリ大地震も今回も津波の人的被害はなく「やみくもに避難勧告や避難指