今年の10月、私はサンフランシスコで行われるW3C主催のTPACというイベントとブック・イン・ブラウザ会議に参加するため、シリコンバレーに向かった。 太平洋を越えて台湾からアメリカ西海岸へ行くには、とても費用がかかる。数年前、私がまだ取材記者だった頃は、東京、香港、上海、サンフランシスコ、クパチーノなどで行われるIT企業主催のメディアツアーによく招待された。しかしいまや私は、収益の安定しないスタートアップ企業の経営者である。いちばん安い宿と航空券をみつけても10万台湾ドル(日本円で約40万円)の出費となり、自分の事業になんら利益をもたらさないかもしれない旅行にとってはとても痛い。 そこで私は、9月に自分のブログに、この会議に参加しなければならない理由を書いた記事を投稿して資金援助を募り、ペイパルと銀行の口座を用意した。二週間もしないうちに、クラウドファンディングは成功した。 標準化の世界と
福島第一原発の事故後、福島県民の間にしばしば原因不明の鼻血の出る人が増えているとする描写が議論を呼んでいる『美味しんぼ』の福島描写問題。 この「放射能で鼻血」問題は、台湾でも大きな関心が払われているらしく、台湾4大新聞の1つ、『聯合報』も速報で伝えている。 だが、その記事中で使われている画像がどこかおかしい。週刊ビッグコミックスピリッツのキャプチャーではなく、なぜかネット住民が作成したコラ画像が使われているのだ。 井戸川克隆・元双葉町長が鼻血問題の実態を訴えるシリアスな場面なのに、登場人物全員が鼻血ブー。雄山の顔に至っては、鼻血ブーのジャケットで有名なアンドリューW.K.にすげ替えられてしまっている。何が何だか、もうわけがわからない。 ひと目でパロディー・コラだとわかる画像ではあるのだが、キャプションには特にコラ画像であることは明記されておらず、これを見た台湾人読者が「放射能で鼻血」問題を
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