名古屋大学、日本電信電話(NTT)、NTTエレクトロニクスは6日、通信ノードの消費電力を劇的に削減できる新しいネットワークアーキテクチャである「多階層光クロスコネクト技術」に基づいたプロトタイプ装置を試作したことを発表した。 「光クロスコネクト技術」とは、波長パスを、電気処理を行わず、光スイッチなどを用いて行く先を切り替える(クロスコネクトする)技術。現在、ルータによる電気処理を行わず、光信号のままルーティングできる小型で低コストの光クロスコネクトの開発が世界的に進められている。 今回開発された多階層光クロスコネクト技術では、複数の波長パスを束ねた波長群単位で切り替える部分と、波長群を構成する波長パス単位で切り替える部分の2階層に分離したことで、装置に用いられる光スイッチの規模を1/2以下に抑え、多数の素子を集積化できる平面光波回路技術(PLC)を適用することが可能になった。試作機を用い、
