「脂肪にドーン」は不適切――。サントリー食品インターナショナルのトクホ(特定保健用食品)、「黒烏龍茶」のテレビCMが、偏った食生活を助長するとの理由で消費者庁から通知を受けた。漫画「笑ゥせぇるすまん」の主役、喪黒福造が人差し指を突き立て、決めポーズとともに「ドーン」とやる、あのCMだ。 事の発端は3月12日にさかのぼる。内閣府の新開発食品調査部会で、ある委員(以下A委員)からCMに対する指摘があった。同部会の議事録に載っているA委員のコメントを抜粋すると、「私たちはあれ(黒烏龍茶のCM)を認めているわけではないということは声を大にして申し上げておきたいと思います」「許可している現場にいる私の立場では、とてもあの広告を見ることがつらい。つらいというのは、何か個人的な感想みたいな感じかもしれませんが、適切ではないということの怒りがとても大きい」と、とにかくものすごい憤りが感じられる。 これを受
日清食品は9月8日、「日清ラ王」のテレビCM撮影で迷惑をかけたとして謝罪する文書をWebサイトに掲載した。新聞投書をきっかけに掲示板サイトで情報収集が始まり、同社CMの撮影だと特定した上で批判が相次いでいた。CMは放映を自粛する。 発端は新聞に掲載された年配の男性の投書。男性がこの夏、北アルプス・槍ヶ岳に登ったところ、山頂まで一息の鉄ばしごの手前で、男性に「撮影のためヘリが飛んでくるので危険」だと登頂を阻止されたという。半時間ほど待たされ、しびれを切らして登っていったところ、狭い山頂にちゃぶ台が置かれ、タレントがラーメンを食べているシーンをヘリコプターから撮影していたという。 待ち時間の間に雲が広がり、男性が楽しみにしていた山頂からの光景は変わってしまった上、行動時間が減ったため予定の変更を余儀なくされたという。山頂での撮影について事前の説明や要請などはなく、山頂の私物化に憤りを覚えた──
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