日本版GPS衛星「みちびき」の本格的なサービスが1日から始まり、専用の受信装置を使えば、これまで最大10メートル程度あった位置情報の誤差が、数センチにまで縮まることから、さまざまな分野での活用が期待されています。 「みちびき」は、アメリカのGPS衛星を補完する信号を出し、少なくとも常に1機は、日本のほぼ真上に来る軌道を飛んでいます。 これまでは、都市部など高い建物がある場所では、信号が遮られるなどしてスマートフォンやカーナビなどの地図上の自分の位置がずれることがありましたが、ほぼ真上から届く「みちびき」の信号は、ビルで遮られることがほとんどなく、「みちびき」の信号に対応した製品では位置情報がより安定し精度が高くなります。 さらに、「みちびき」が出す「補強信号」と呼ばれる特殊な信号を受信できる専用の装置を取り付ければ、これまでは最大で10メートル程度あった誤差を数センチにまで縮めることができ
「日本版GPS“みちびき”本格始動で数センチ級精度の位置情報取得が可能」は本当か:ものになるモノ、ならないモノ(78)(1/2 ページ) 衛星測位に関し、複数のアプリ開発者の、真偽に疑問符が付く言説に接した。それは、「日本版GPSが本格始動すれば、数センチの精度で位置情報の取得が可能」というものだ。スマホの測位機能だけでそこまでの精度が確保できるものだろうか。「数センチ級精度の疑惑」を晴らすべく、日本版GPS衛星「みちびき」を所管する内閣府と一般財団法人衛星測位利用推進センター(SPAC)に話を聞いてきた。 スマートフォン(スマホ)にとって位置情報サービスは、欠かせぬ機能となった。例えば、iPhoneの「設定」アプリ内「プライバシー」→「位置情報サービス」を開いてみると、「こんなアプリまで位置情報利用しているの?」と驚かされる。そこには、実用系からゲームに至るまで、あらゆるジャンルのアプリ
こんにちは。日本HPで製品企画を担当している白木智幸です。皆さんはPCのブラウザでマップを開いたときに、現在地が表示されてびっくりした経験はないでしょうか。GPSを搭載しているスマートフォンなどでは当たり前の機能ですが、「PCでも現在位置が分かっちゃうの?」と不思議に思った方もいるかもしれません。今回はそんな素朴な疑問に切り込んでみたいと思います。 おなじみの「GPS:グローバル・ポジショニング・システム」とは 現在位置を特定する仕組みといえば、GPSを思い浮かべる方が多いはずです。もともと米国の軍事用途に開発されたといわれていますが、実際、スマートフォンはおろか、フィーチャーフォンの時代以前からGPSはは民生機などに組み込まれ、一般の人にとっても身近な存在となりました。 まるでスパイ映画のように、ジャングルの奥地でも太平洋上でも、基本的に空が見渡せる場所であれば、地球上どこでも居場所を特
GPSの精度が落ちている?北朝鮮情勢が緊迫する中、SNS上で「GPSの精度が落ちている」という書き込みが散見されています。実際、ツイッターで「GPS」と検索をかけてみると、「GPS」に続いて、「おかしい」「精度」といったワードが検索候補に上がってきており、それなりに広がっている話題なのかもしれません。 「GPS」とツイッターで検索をかけると…結論から言うと、GPS精度が意図的に落とされているかというと、それは少々怪しいのではないか? と思います。ここでは、かつて行われていたGPSの精度劣化措置と、その解除、補正手段等について解説したいと思います。 かつてあった精度の劣化措置元々、GPSは航空機や艦船の測位といった軍事用途に開発されたもので、現在も運用は米空軍が行っています。2017年4月現在、31基のGPS衛星が地球を周回していて、複数の衛星(最低4基)から発せられる信号を受信機が受信し、
政府は、人工衛星を使って位置を正確に測定する日本独自のシステムを強化するため、ことし新たに3機の人工衛星を打ち上げ、4機体制で運用を始めることにしていて、自動車の自動走行など新たな技術分野への活用が期待されています。 政府は、このシステムを強化するため、ことしの春から秋にかけて、新たに3機の衛星を順次打ち上げることにしていて、来年4月からは4機体制で運用を開始することにしています。 政府によりますと、4機体制になることで、アメリカのGPSよりも正確な位置情報が24時間得られるようになるということで、自動車や農作業用のトラクターなどの自動走行や災害時の詳細な被害情報の把握など、新たな技術分野への活用が期待されています。 政府は、アメリカのGPSに依存しないシステムの構築を急いでいて、今後も衛星を打ち上げ、平成35年度からは7機体制による運用を目指しています。
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