(その1)で、まねきTV、ロクラクII両判決が石あたま判決とする第2の理由として、クラウド時代に逆行する判決だったため、筆者が判決直後、「まねきTV事件」最高裁判決でクラウドも国内勢全滅の検索エンジンの二の舞か?で指摘した状況が、クラウドTVサービスでも顕在化しつつあることをあげた。同じ現象が音楽クラウド・サービスでも顕在化しつつあることが、石あたま判決とする第3の理由である。 プレイヤーは、(その1)で紹介したボクシーTV、以前紹介したエリオ、ディッシュ・ネットワークと異なり、日本にも馴染みのあるアマゾンとグーグルである。両社ともエリオ、ディッシュ・ネットワーク同様、ケーブルビジョン判決に依拠してサービスをはじめた。 昨年3月、アマゾンは楽曲をクラウドにあずけて、いつでもどこでも種々の端末できけるサービス、クラウド・プレイヤーを発表した。しかし、音楽会社とクラウド・サービス用の新たなライ