新しいタイプの肺がん治療薬で、価格の高い「オプジーボ」を効果のあまり見込めない患者に投与するのを抑えることで、医療費の抑制につなげようと、全国の医療機関が参加して、効果のある患者を見極めるための大規模な臨床研究を始めることになりました。 また、副作用が出やすいとされ、効果があるのは投与された患者のおよそ20%と言われていますが、どの患者に効果があるのか見極めるのは難しいということです。このため、効果のあまり見込めない患者への投与を抑えることで、高騰する医療費の抑制につなげようと、日本赤十字社医療センターなど全国の35の医療機関が参加して、効果のある患者を見極める方法を確立するための大規模な臨床研究を始めることになりました。 臨床研究では「オプジーボ」を投与する20歳以上の肺がんの患者、およそ300人を対象に、全身の状態やがんの大きさの変化、そして副作用の頻度などを定期的に確認し、薬の効果が