企画11 解析「大長編ドラえもん」 いきなり「ドラえもん」が出てきて、サイトの常連さん方はさぞかし動揺していることだろうと思う。何を隠そう僕は大の藤子・F・不二雄ファンなのだ(「藤子・F・不二雄まんがを語る」を読んで大感動しまくった)。 映画のサイトで「ドラえもん」は場違いなのじゃないか?という声もあると思う。いやしかし、映画産業において、「ドラえもん」は日本の映画界を支えているといっていいほど、重要な位置を占めているのだ。ドラえもんのヒットはほぼ約束されており、毎年1本必ず公開しているので、映画館はずっと安泰である。僕も2本だけ映画館で見たことがあるが、いずれも満員だった。隅のスペースにも座れないし、一番後ろの手すりのところも人でギューギュー。子供は遊び回っているし、二階の方も鮨詰めで、とても見られた状態じゃなかった。少なくとも僕の人生においては、このときより人が入っているところを見たこ