栃木3区では、無所属前職の渡辺喜美氏(62)が、1996年衆院選から6期続けて守ってきた議席を失った。 4月、化粧品大手の会長から8億円を借りた問題を受け、自ら立ち上げたみんなの党の代表を辞任。党も解党し、初の無所属での戦いとなった。渡辺氏は「本当の正念場」「裸一貫、無所属で再出発」と地元に張り付き、企業回りなどを展開した。 だが、地元の首長らが他候補の支援に回った。父の故・美智雄氏の63年の初当選以来、2代続いた「渡辺王国」が崩れた。
栃木3区では、無所属前職の渡辺喜美氏(62)が、1996年衆院選から6期続けて守ってきた議席を失った。 4月、化粧品大手の会長から8億円を借りた問題を受け、自ら立ち上げたみんなの党の代表を辞任。党も解党し、初の無所属での戦いとなった。渡辺氏は「本当の正念場」「裸一貫、無所属で再出発」と地元に張り付き、企業回りなどを展開した。 だが、地元の首長らが他候補の支援に回った。父の故・美智雄氏の63年の初当選以来、2代続いた「渡辺王国」が崩れた。
みんなの党の渡辺代表は7日夕方、記者会見し、化粧品会社の会長から合わせて8億円を借り入れた問題で、「同志の皆さんにつらい思いをさせていることは本意ではない」と述べ、代表を辞任することを表明しました。 みんなの党の渡辺代表は東京の化粧品会社、ディーエイチシーの吉田嘉明会長から4年前の参議院選挙の前の月に3億円、おととしの衆議院選挙の前の月に5億円の合わせて8億円を借り入れました。 これについて、渡辺氏は7日夕方、急きょ記者会見し、「私が個人として借り入れをお願いし、貸していただいたものだ。借入金は、主に党への選挙関係費用や政策決定、党勢拡大に資するために代表である私が支払った情報収集、意見交換などの費用として使った」と述べ、法的には問題はないという認識を改めて示しました。 そして、渡辺氏は借り入れていた残高の全額を7日、吉田会長に返済したことを明らかにしました。 そのうえで、渡辺氏は「同志の
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