デビュー25周年、aikoが今語ること aikoは、今年デビュー25周年を迎えた。 今なお人々の記憶に残る名曲、『花火』『カブトムシ』で世の多くの人に知られることとなったのが、1999年のこと。あれから、20年以上も音楽界の第一線を走り続けてきた。 今春、発売した新アルバム『今の二人をお互いが見てる』まで、デビュー25年の間にリリースしたアルバムは15枚、シングルは43枚。コンスタントに新曲を紡ぎ続け、毎年、全国を巡るライヴツアーもコロナ禍の一時期を除き、休むことなく続けてきた。 「25年なんて実感はないです。たとえば、陶芸家とか職人さんが同じく25年やっていたら、ものすごいもの作ると思うんです。でも、私は私の思う理想の歌手、素晴らしい音楽にまだ全然近づけていないし、理解すらできていないところもあると思う。そう考えると、まだ序盤くらいの気持ちだし、もっと体が覚えるまでやらないと。そう思って