自動車内のECUや電装品同士を接続するネットワーク、いわゆる車載LAN規格に「Ethernet」を利用しようと、自動車業界が舵を切り始めた。Ethernetは、既に2008年ごろから自己故障診断(OBD)用途で実用化が始まっている。今後は、リアルタイム性の向上やフェイルセーフの確保、コスト削減、データ伝送速度の向上などを実現しながら、適用範囲をさらに拡大していく注1)。 注1) 規制強化などもEthernet普及を後押しする。例えば、「ISO13400の規定で、2019年までにEthernetによるIPを用いたOBD機能を自動車に搭載することが義務付けられる」(マイクレル・セミコンダクタ・ジャパン)という。この他、車載カメラについては、米国でリア・カメラ搭載の義務化の動きなどがある。 具体的には、2013年に発売予定の新型車の周辺監視カメラ・システムで利用するのを契機に、2014年には車載
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