フランスAlcatel-Lucent社は,通信事業者のネットワーク情報を携帯電話機向けアプリケーションに提供する「Open API Service」と呼ぶサービスを発表した(発表資料)。Open API Serviceはまず,複数の携帯電話事業者が運営するネットワークからの情報を,開発者がアプリケーション内で利用するためのWebサービスとして公開する。 欧米では,iPhoneに代表されるスマートフォン向けアプリケーションに対し,携帯電話事業者が自社ネットワークで扱う情報を提供する手法が模索されている。事業者の目的は,端末メーカーやOSメーカーと競争しつつ,自社サービスに依存したアプリケーションを増やして,ユーザーを囲い込むことにある。この一つの手法として注目されているのが,事業者ネットワークが扱う情報を「ネットワークAPI」の形で,アプリケーションの開発者に公開する方法だ。 Alcatel
「欧米各国の取り組みの目的は、主にコストリダクションですが、日本では全く違う課題を与えられています」 日本ヒューレット・パッカード マーケティング統括本部セグメントマーケティング本部本部長の九嶋俊一氏は、NGNについてこのように話す。欧米ではネットワークが老朽化してきており、オペレーションにかかるコストは非常に高くなってきている。ここでネットワークを入れ替えてオペレーションコストを一気に下げてしまおうというのが第一の目的。これに対して日本の場合は新しいビジネススキームを作ることが目的という。 「そもそも、NGNの定義は今と昔とでは、それほど変わらないんです。もともとは研究者の世界の話なのでロジカルなものでしかなかったんですが、総論としてSIP(Session Initiation Protocol)、IMSを使っていくというところが大きなところではないでしょうか」 しかし、同氏が警告するの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く