「Missing」+「断章のグリム」? そんな印象が最後まで拭いきれませんでしたが、 美談、綺麗にまとめようとした顛末を除けばわりと楽しめました。 わりと、ですけども。 少し詰め込みすぎなような気がして、どの要素も多分に中途半端な感じ。 異界の設定はバトルの道具で、反則級の人物がいるので序列は決定済み。 単純にパワーゲームになってしまっていて、 夜話集会のピンチをどう切り抜けるのかといろいろ思い巡らせていたら…… マジでデウス・エクス・マキナでがっくり。 や、ちゃんと伏線は張ってましたけどね……むしろバレバレ? 二段仕掛けの展開はおもしろかったんですが、 そのせいでキングがただのヘタレに降格し、 一方の黒幕は美談にしようとして折角の狂気がかすんでしまう。 この点が非常に残念。 やるならどうせ最後まで貫いてもらいたかった。 綺麗にまとめられても、この事件の過程などを考えればハッピーエンドには
兄から手紙が届いた。三年前に母校に放火し恋人とともに姿を消した兄・戒人から弟である唯人へ。同封された手紙を月士那探偵事務所へ届けてほしいと、今更ながらの頼み事を。兄の言葉に憤りを感じながらも向かった探偵事務所で唯人は、彼らに出会う。異界に憑かれた人びとに。 序盤の雰囲気は良かったんだけれど、主要な登場人物が微妙な感じがしてしまいましたね。冒頭の流れだと、『Missing』なノリなのかなあと思っていたら、異能バトルに突入してしまったので。 そんな感じで異能を私欲に使う集団を敵に、月士那探偵事務所の面々が、同じ異能を持って戦うという展開。最後の最後の謎明かしで、驚きがありましたが、なんともキャラの行動原理が理解できない部分が多くて微妙な感じがしてしまいましたね。 主人公が何もできないまま、物語の顛末を見届け、最後に選択を成した部分で終わってしまいましたが、これは、今後は唯人も闘いの渦中に飛び込
「……あんたは以前、俺に力がないと言った。でも、今、こうして力を手に入れた。次は何が足りない?異界使いになるのには不幸が必要なのか?確かに俺はあんたたちとは違う、他に選ぶ道もあるし帰る家もあるさ。でも俺は自分でここを選んだんだ。守りたいものが出来た、覚悟なら負けてないつもりだ。それじゃぁ足りないのか?」 あらすじ人は死ぬと"異界"に落ちる。だが、強い未練を残し"異界"に落ちた魂は異形の姿となり、現世の侵食を引き起こす。 失踪中の兄から突然届いた手紙。それに従い向かった先の月士那探偵事務所で霧崎唯人は"異界"の存在、そして異界と現世のバランスを保つ"異界使い"の存在を知ることになる。兄からの手紙は"異界"を悪用した犯罪集団・悪夢愛好会の壊滅の依頼だったのだ。 後日、唯人はクラスメイトの頼みで駅で行方不明になった女生徒の捜索に付き合っていた。調査の結果、その女生徒は行方不明になった当日、柄の悪
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