戦闘機という兵器は、ただ飛ばすだけでも大変な労力を掛けなくてはならない乗りものです。アニメや映画など、フィクションにおいてよく見られる「帰還後に給油・武装しすぐ再出撃」というようなシーン、実はあまり現実的ではありません。 【写真】「グリペン」は小型なほう B-52先頭にF-16などと編隊飛行 戦闘機が基地などへ帰還したのちの、システムをシャットダウンしてから再始動、再び滑走路へ出ていくまでのことを「ターンアラウンド(再出撃)」と呼びます。そしてその必要時間「ターンアラウンドタイム」は、関わる人の数にもよりますが、F-15やF-16といった戦闘機においては、おおむね2時間から3時間といったところが現実的な数字です。 ところが、このターンアラウンドタイムがわずか10分という、飛びぬけて優れたスペックを持つ戦闘機も存在します。スウェーデン国産の戦闘機、サーブ「グリペン」です。 「グリペン」のター
アメリカ最大のLCC(格安航空会社)であるサウスウエスト航空(以下:サウスウエスト)は、5月3日に声明を出し、アメリカ西海岸からハワイのホノルル(オアフ島)、コナ(ハワイ島)、カフルイ(マウイ島)、リフエ(カウアイ島)への路線に就航する準備をしていることを明らかにした。 サウスウエストがハワイに就航することで、日本からハワイ経由で1度の乗り換えでLCCのみでアメリカ本土へ行くことができるようになる。 関係省庁などへの許認可が必要になることから就航時期や路線名などを明言していないが、アメリカ西海岸のカリフォルニア州のオークランド(サンフランシスコに近い)、サンディエゴ、サンノゼ、サクラメントからハワイへの直行便の運航を計画している。早ければ年内にも就航する。 サウスウエスト航空はハワイ特設サイトを開設した(同社特設サイトより)ハワイへの観光客はアメリカ西海岸からが第1位で年間384万人 現在
「北九州空港」(北九州市小倉南区空港北町)に4月25日、世界最大級の貨物輸送機「アントノフ」が飛来している。同機の飛来は一昨年6月に続く3回目。 【動画ニュース】北九州空港に世界最大級の貨物輸送機「アントノフ」 積載してきたのは、米国「ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ」社製の固定翼無人機「MQ-9ガーディアン」で、5月から壱岐対馬(長崎県)近海上空を飛行し、海洋観測や海難救助の支援などの実証実験を行う予定。北九州港から海路で運ぶという。 アントノフ(An-124)は、1970年代の旧ソ連時代に軍事物資輸送を目的に開発された貨物機で、「航空輸送業界では747ジャンボジェットに積めないものは、これで輸送するのが定番」と、現場の輸送会社関係者。 同無人機は、アメリカ軍が保有する攻撃型無人ドローン機の「RQ-1プレデター」などと形状が酷似しており、積み下ろしの過程でその姿をカ
背中にお皿型のレーダーを載せたE-2C早期警戒機。一風変わった見た目が特徴的ですが、その操縦もほかとは少々違うようです。同機へ搭乗する現役自衛官に、その特徴などについて話を聞きました。 軽くてハイパワーなE-2C、パイロットは「職人気質」 「パイロットの目線から言うと、この飛行機はものすごいじゃじゃ馬です」 航空自衛隊・那覇基地(沖縄県)に所在する第603飛行隊、その隊長である小池裕晃2等空佐がこう語る飛行機の名前はE-2C「ホークアイ」早期警戒機。胴体の上部に大きなお皿形の警戒レーダーを搭載し、領空に接近する航空機を早期に探知することを目的とした自衛隊機です。このE-2Cが「じゃじゃ馬」である理由について、さらに詳しく聞いてみました。 背中に大きなお皿形の警戒レーダーを搭載するE-2C「ホークアイ」早期警戒機(写真出典:航空自衛隊)。 「E-2Cは2基搭載された5100馬力のエンジンでプ
航空輸送に革命を起こした「名機」ともされるダグラスDC-3が、製造77年目を記念してスイスからワールドツアーに出発。日本の空でも、周回飛行が実施されます。 4月と5月に日本上空を周回飛行 ダグラスDC-3が2017年4月、日本へやって来ます。1935(昭和10)年に初飛行し、製造機数は1万6000機以上、現在も世界の空を約150機が飛行しているといわれ、航空輸送に革命を起こした「名機」ともされる双発プロペラ機です。 今年で77歳になる「ブライトリング DC-3」。巡航速度は250km/h(画像:ブライトリング)。 今回、日本へやって来るのはそのうちの1機、スイスの時計メーカーであるブライトリングが維持、保存を支援しているDC-3。同機が今年2017年、製造から77年目を迎えることを記念し、実施される世界一周ワールドツアーの一環で、来日します。 この「ブライトリング DC-3」は、2017年
ボーイングは現地時間2月17日、787型機では全長がもっとも長い超長胴型「787-10」の初号機(登録番号N528ZC)を、米サウスカロライナ州のノースチャールストン工場でお披露目した。ロールアウト式典には、ドナルド・トランプ大統領らが招かれた。今後数週間で初飛行する見通し。 787-10は、標準型の787-8、長胴型の787-9に続く787ファミリーで3機種目となる機体で、全長は787-9と比べて5.5メートル長い68.3メートルと、3機種のうちもっとも長い。前部胴体は約13メートルで、787-9と比べて3メートル長く、約7メートルの787-8と比べると約2倍。中胴も787-9と比べ、3メートル長い。 ボーイングは、787-9の胴体をそのまま延長することから、効率性と共通性の高さをアピール。設計と部品の95%は787-9と同一で、製造上の複雑さやコスト、リスクが生産システム全体で軽減され
世界的な航空機メーカーであるエアバスが、既存の航空機における座席設計を根本から覆すような新しい「中2階的な2段式の座席設計」に関する特許を申請したことが明らかになりました。 United States Patent Application: 0150274298 http://appft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO2&Sect2=HITOFF&p=1&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsearch-bool.html&r=12&f=G&l=50&co1=AND&d=PG01&s1=airbus&OS=airbus&RS=airbus Airbus files patent for split-level mezzanine style seating in business class | Daily Mail Online ht
仙台空港と関西国際空港の「コンセッション」のプロセスが進行中だ(2015年8月中旬時点)。コンセッションというのは、耳慣れない言葉かもしれないが、空港など公的施設の所有権は国(ないし自治体)に残したまま、その施設を活用して営業する権利を、期限付きで民間に譲渡するPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)の一種である(ちなみに、関空については伊丹空港も含めた営業権譲渡だ)。 日本再興戦略の中でも、目玉政策の一つとして取り上げられているが、財政赤字に苦しむ国にとっては、大きな効果を狙える施策だ。 資産を使う権利を20年、30年という長期間、民間に譲り渡すことで、その対価を得ることができる。「親方日の丸」のビジネスではなく、民間企業が資金を投じてリスクを取るビジネスにすることで、様々な知恵や工夫が込められ、従来より多くのキャッシュフローの実現が期待できる。 単純化してしまえば、この「官製
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