東京都が、結婚を考えている人たちを対象に、いわゆる出会いの場を提供するマッチングサービスを始めた。2024年6月8日の時点で、都のマッチングサイトは、都の交流イベントに参加した人などを対象に限定公開されており、2024年度中に本格的な運用を始めるという。 日本最大の自治体である東京都が、マッチングサービスを始める背景は、深刻な少子化の進行だ。6月5日には、厚生労働省が出生や死亡、婚姻など人口に関する2023年の統計を発表している。東京都で1人の女性が一生のうちに産む子どもの数を示す合計特殊出生率は0.99で、全国の都道府県で最低だった。 コロナ禍以降、世界的に物価が上昇し、東京のマンション価格が高騰するなど、東京で結婚して子どもを持ち、育てていくのは決して簡単なことではなくなっている。こうした状況を踏まえると、東京の合計特殊出生率の低下は当面の間さらに続く可能性がある。少子化に歯止めをかけ
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