台湾で和食のお店を立ち上げるサポートの仕事をしてた時の話。 お店にはたくさんの若い台湾人アルバイトスタッフがいた。 台湾の若者たちは日本人とぱっと見そんなに変わらないけど、やはりくらべると少し野暮ったいというか地味な印象はあった。 その中に1人、目立って垢抜けた1人のおしゃれボーイがいた。 服や髪型だけでなくカバンや自転車にもお金と気を遣い、趣味はクラブで夜遊び、みたいなタイプである。 その少年は、いつも昼食にコンビニの菓子パンを買って食べていた。 お店は首都台北の街なかにあって、その辺りにはコンビニも日本とそう変わらないくらいたくさんあった。 しかし我々日本人チームは、そこで食べ物を買うことはまずなかった。 なにせ台湾はストリートフード天国である。 点心類や麺、揚げ物や腸詰め、などなど安くて美味しい物がそこら中にいくらでもあるのだ。 我々は毎日嬉々としてそれらを食べまくっていた。 ある時