安倍総理大臣が靖国神社に参拝したことに対し、台湾にある日本の窓口機関の前で、27日午前、およそ50人が参加して抗議行動を行いました。 抗議行動は、台北にある日本の台湾との窓口機関である「交流協会」の前で行われ、中国との統一を目指す政治団体のメンバーなど、およそ50人が参加しました。 参加者は、安倍総理大臣が靖国神社に参拝したことに対し、「アジアの平和を脅かすものだ」とか、「軍国主義に反対する」などとシュプレヒコールを上げたうえで、交流協会の職員に抗議文を手渡し、日本政府に謝罪を求めました。 抗議行動はおよそ1時間で終わり、大きな混乱はありませんでした。台湾の外交部は、安倍総理大臣の参拝について、26日、「歴史の事実と教訓に向き合い、周辺国の住民の感情を傷つける行為をしないよう求める」などとする声明を出しましたが、強く非難する表現は避け、中国や韓国のような厳しい反応は示していません。