野菜価格の暴落と中国政府の対応 現在、中国で注目されている問題に、全国的な野菜価格の下落があります。 今年3月に入り、市場に大量の野菜が出回り、供給過多になってしまったのが原因です。このため野菜価格は急落、農家は売れば売るほど赤字になるという悲惨な状況で、泣く泣く野菜を大量処分するケースも出ています。 *ショベルカーでキャベツを処分する農家。中国新聞網の報道。 *当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。 野菜価格暴落の背景 西安日報は、キャベツやセロリ、白菜などの野菜の価格について、春になってから北京、上海、山東、安徽など10余りの省・自治区・直轄市で大幅下落の現象が見られていると報じています。北京放送の報道番組「新聞縦横」は北京を例にとり、「4月26日の新物の野菜出荷価格は前月の26日と比べて3割下落した」と報じました。 中国新聞社は、この野菜価格暴落の原因